最高の準備

ラグビーワールドカップ　日本代表は南アフリカ戦から中３日でスコットランドと戦い、残念ながら勝利は得られなかった。相手のSHは「日本は疲れていた。そこをついた」とコメント

日本の選手たちは「疲労もあった」とは言わないだろうが、相手に察知されてしまうほどの疲労だった。

どんな準備をしたのか

前回のW杯でも中3日でのゲームはあった。その時から「中３日で戦えるフィットネス」を求めてきたのか。実際に中３日でのゲームを体験していたのか、ということ。

今回のチームはテストマッチのあと中４日で試合をしたことがあるようだが、なぜそれを中３日でやらなかったか。最高の準備を考えるならば中３日の試合は経験しなければならない。ウエールズ代表と試合をし、中３日でイングランド代表と試合、のような。中３日と中４日では回復度は違うはずだ。

高校野球の場合、休養日がなかった頃は決勝まで戦うにはベスト８からは３日間連戦。投手は３連投になった。だから、エースには３連投の練習をさせた。２連投と３連投は全然違う。酷な話だが、複数の投手で戦えるチーム事情ではなかった。

悪条件を自ら設定して試合を組んだこともある。

早朝５時半集合、バスで２時間の移動後にゲーム。バスで２時間も移動するとパフォーマンスは低下する。その中でどれくらい力を発揮できるか。そういうゲームも必要。いつもベストコンディションで戦えるわけではない。それが最高の準備につながる。