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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

PCのOSのサポート切れという古くて新しい話

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Microsoft Windows10のサポート切れが近づいているということで本家MicrosoftのみならずPC各社や関係各方面がWindows11への移行を強く推奨している今日このごろですが皆様いかがお過ごしでしょうか... という一文をWindows11に移行する条件が揃わずまもなくサポート切れとなるWindows10が動いてるPCで打っているという微妙な状況が私の目の前にあります。

仕事で使っているPCはもとからWindows11なので問題無いのですが、さて、自分用の年代もののWindows10のPCをどうするか。なお私個人用のMacはありません。Windows10のサポートが切れるとアプリ周りも早晩追いつけなくなるので何とかしないと。

よくよく思い出すとMicrosoft Windowsって1.xの頃から触ってた

思い起こすとMicrosoft Windowsは1.xの頃から触ってました。日本語版はなくて、職場にあったIBM PC/XTに入れて立ち上げていた時期があります。確か1987年の秋頃の話。

ただし今のWindowsとは違い単に画面をタイル分割できるものでウィンドウ自体も移動できないものでしたが、キャラクタベースのディスプレイしかなかった当時からするとある意味画期的な表示ではありました... が、ウィンドウ分割して何するんだよってところで止まってしまった記憶があります。Excelが移植される前の話。単に画面が割れるだけの時代でした。

その後、別に手配できたIBM PC/AT(互換機じゃなくてPC/ATそのもの)にPC-DOSの上にWindows2.xを入れてウィンドウがUnixの世界のX-windowと同じように移動できるのに感動したのは確か1988年に入ってから。そう。その頃のMicrosoft WindowsってOSじゃなくてPC-DOSの上で動くユーティリティ扱いだったんですよ。

ただし当時はそれらのWindowsのバージョンもベースのPC-DOSもそれが動くIBM系のPCも国内では売られていなかった或いは入手が非常に大変だったので、実際にその頃に日本国内で触った人は非常に少ないと思います。

そしてその頃「近い将来のPC-DOSはコマンドプロンプトじゃなくこの画面を標準にするらしいぞ」という話が流れてきて、でもしばらくしたらIBMとMicrosoftが決裂したらしいという話があり、後年に分家したOS/2 Warpの立ち上げとDOS/Vのプロモーションの両方を数年間担当したというめぐり合わせがありました。
まぁ昔話ですが。

サポート切れという賞味期限切れ

これはどのような商品であっても存在するわけで、別にいわゆるIT機器関係に限った話ではありませんし、その対応を間違った為に社会的に問題を起こすケースが他にもあるのは事実なんですが、今の世の中、PCが当たり前に何かしらの仕事や家庭で使われている状況で「賞味期限切れです」と言われて慌てる方や組織が常に存在しています。売った側から言うと「xxxx年xx月でサポート終わりですよ」と最初から宣言して売ってるわけですが、使ってる方からすると一度買ったものは死ぬまで使えるはずだろくらいの勢いだったりする場合もあって、「なんとしろ」という話が裏で出るのは別に裏に隠れた話ではないのも現実です。

その流れで今でもNEC PC9800シリーズが今でも全国各地の工場などでの機器の制御系で山のように使い続けられてるとか、米国が保有する地上及び潜水艦から発射できるすべての戦略核ミサイルの発射制御系には1980年代半ばに販売が終了しているIBM Series/1というミニコンが今でも現役で使われていて米国政府が配備済みの核ミサイルを全廃しない限り止められないといった「古いとかもう無理とか関係なく使い続けらるしかない分野や用途」があるんですが、普通のオフィスや家庭であれば流石にそこまでは、とは思います。

(仮説)私は実は最後はUbuntuとGoogle Appsがあれば生きていける

ぐるっと回って自分の家庭での環境をどうするかは自分で決めるしか無いのですが、実は個人的に答えは出てます。
実は今までもプロセッサのクロックが2Ghzを超えてさえすればUbuntuが入るのは判っていて、実際にWindows VistaやWindows7のノートPCに少しだけメモリー足してUbuntuを入れて見事に日常使いのPCとして復活させて今でも使っていたりします。

UbuntuだとMicrosoftのOfficeはインストールできませんけれど、今やOfficeでもGoogle Appsでもクラウド環境で使えちゃいます。

更に私の場合ブラウザはかれこれ10年以上選べるならChromeを使ってきてる人なのですが、これならWindowsでもLinux/UbuntuでもMacOSでもなんでもOKです。

(特定の条件に対する考察)OS環境なんてなんでも良いやん。普段は。

そうなんです。少なくとも私の場合、OS環境は正直なんでも良いんです。
更にいうと自宅環境では外付けの英語版キーボードをつなぐのが基本なので、動くPCそれ自体ももはやどうでも良い話です。

なお古いPC2台がUbuntuで動いていて一体何してるんだよという疑問が出てくるのは普通だとは思うのですが、何故か日常Remote Desktopではなくsshでログインしてawkとかgrepとかsedとかで触るのが基本なので、本体がどこあろうが家の何処かで電源が入っていればokです。でも何故そんな原始的なことを今の時代に?とか、元々そんなのやってた?といった疑問が知人からも出たりしているのですが、まぁ色々あるんですよ。とりあえず1980年代後半にメインフレームの運用しながら何故か生の4.3BSDが入ったSONY NewsとかSunSparc/1とか触ってたころからの経験が今に生きるとはという状況はあります。

(ほぼ確定)私は実はWindowsPCが1台は無いと生きていけないかもしれない

ということで仮に動かせるWindowsがなくなっても大丈夫そう、だと思ったら落とし穴がありました。

マイナポータルです。

そこでICカードリーダーが使えないと、自分的に色々面倒くさいことになるのに気が付いてしまいました。
スマホだけでは用事は終わらない。UbuntuだとICカードリーダーが使えない。どうやら早晩Windows11のPCを確保しないとだめかもしれません。ctlキーとかの位置関係が変わると面倒なので選択肢としてMacはありません。ならGoogleが推すChrome OS Flexとか、あるいはキーボードが付いてない方が楽なんだから中古のWindow11のSurfaceでも探すかとか財布と相談しながら色々思案を巡らせています。

なお個人的にはマイナンバーの利用推進については賛成しますしマイナンバーカードの運用自体も頑張って進めていけば良いと思ってるんですが、それとは別にWindows10のサポートが切れてもUbuntuに逃げれば生きていられると思っていたところ、どうやら世の中それほど簡単ではなさそうだということが判ってきました。

さて、どうしたものか。

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