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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

かれこれ40年、ジーンズはLevi's 501しか買った記憶が無い

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今年はLevi'sのジーンズ 501が発売されてから150周年。
記憶をたどると物心ついた昭和40年代初頭の頃には既に「ジーパン」あるいは「Gパン」持ってました。その頃のいわゆるGパン屋って純粋に衣料品を売ってる店も無くはなかったですけど、それ以外に米軍の放出品を売ってる店で山積みになってたのを見た記憶もあったんですよね。
流石に記憶が曖昧ですけれど。

一本のジーンズを結果的に駄目になるまで履き倒してた大学生の頃

自分で稼いだバイト代で衣料品を買うようになったのが大学に入ってから。その頃から既にジーンズ買うならLevi'sばかり買っていた記憶があります。

ただし大学の頃はバイト代がガソリン代と酒代で殆ど消えていたので衣料品に回す金などほとんどなく、今の時代と違って「ダメージドジーンズ」の概念など無い時代に1本しか持ってないので母親に「臭いから洗う」と取り上げられて洗濯されたら乾くまで出かけられなくなったとか、膝のところでパッカンを避けたり太ももの前の部分が擦り切れて前から見ると半ズボン状態に見えるという限界くらいまで履き倒してから買いなおしてたとか、今になって思えば何やってたんだよ俺的な感じでしたね。

その後就職してからは大体だいたいいつも手元に2年半に1本くらいの間隔で買ってるのを3本ローテーションしてて、8年くらいで限界がくるので新しいのと入れ替えてローテーションみたいな感じで回してます。流石に大学の4年間でそれくらいは学びました。

ふと気が付くと501

今でも必要ならチノパンとか何らかの作業用のズボンとかは買っているんですけど、ジーンズでジッパーが付いてる物は実は手元に一本もありません。記憶が正しければ501以外を買ったのは大学の4回生の時に買ったLevi's 505が最後で、実際いま手元にあるのは全てジップフライ(ジッパーで前を留める)ではなくボタンフライのLevi's 501です。
で、最後に買ったジップフライのLevi's 505、他の手持ちジーンズやチノパンとローテーションしてたことや休日しか履かなくなった事からその後10年近く履いてたんですが、最後の3年くらいはジッパーが閉まらなくなって安全ピンで前を止めてたのが面倒くさくなったのと生地が薄くなりすぎて太ももと膝が両方とも大きく裂けてしまい冬に寒くて履けなくなったので太もものところで切って短めの短パンにして2年くらい履いたけどやっぱりファスナーが面倒になってサヨナラした記憶があります。

商品価値のある古着じゃないけれど、気に入ってくれた息子に引き継いで

別に何かの記念モデルとかそういう話じゃなく単に捨てるのが勿体ないと思って粘ってただけなんですが、実は今でも手持ちのジーンズは大体似たような経緯を辿ってて、この「最後のジップフライの505」だけが特殊じゃないです。「モノ」等の収集癖も無い、あまり何かに執着しない人だと自分では思ってるんですが... ということで、実は他のジーンズも大体同じような感じまで履き倒していて、あるところまで行くともう古着としても売れないただの布切れ状態の扱いになっちゃいます。フロントのボタンホールがガバガバになって安全ピンでとめないと駄目とか流石に諦めろよとか自分でも思ってたんですが、何年か我慢して履いてました。でも流石に引退はさせましたけど。

因みに確認したところ、履ける履けない / 履く履かないは別にし我が家には今現在物理的に8本のLevi's 501が存在してるんですが、そのうち4本は自分が履くには辛くなったけど処分せずに残してたのを息子にあげたもの。全部10年以上履きこんでネイティブにダメージを受けてるLevi's 501で4本のうち2本は今は無き米国内工場製だったりするんですが、販売の為に作られたダメージド・ジーンズとは擦り切れるところ穴の開くところ色の落ち具合の全部が全然違ってるガチに履きつぶしの方向で出来上がったダメージドなジーンズです。

自分的には流石にもう限界だけれど捨てずにおいたのを、ちょっと前に大学生の息子に「捨てるけど居る?」って聞いたら「捨てるな~俺が貰う~!」と引き取られて行きました。サイズ的に全く問題ないのが幸いなんですが「これ見たらもう売ってるダメージド・ジーンズなんて買えんわ」とまで言い出したりしてるんですが、まぁそれはそれ。
完全に履き潰すまであと何年もつか、いやそれ以前にどうなったら「もうアカン限界や」と息子が判断するのかは謎ですが、でも気に入ってくれてるならどんどん履き倒してくれると嬉しなとは思ってます。

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