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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

ウィル・スティーヴン 「頭良さそうにTED風プレゼンをする方法」 に腹の底から笑う

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あまり映像の紹介とかしないのですが、おなかの底から笑ってしまったので。

Youtube: ウィル・スティーヴン 「頭良さそうにTED風プレゼンをする方法」

※日本語の字幕も出ます。

私自身、過去の何年かを「プロのプレゼンテーション屋」として過ごしてきたのですが、これを見て何を思ったかというとですね、

いや、
あのですね、
えっとですね、

彼は業界の敵です。こんな内情と実態と実情をネタにするなんて!
彼は仕事の敵です。どういう風にふるまえばどう見えるかをこの方向から解説するなんて!
彼は私の敵です。こんなこと全部ばらされたら私がそっちの仕事に戻れなくなるじゃないか!

笑いが止まりません(笑)

 

因みに、もう随分前ですが、数年間にわたって製品やソリューションの紹介の2時間くらいのプレゼンテーションとデモンストレーションを毎週5回とか10回とかやっていた時期があって、しかもそれはその場で必要な部分については必ず全部納得してもらわないといけない立場でもありました。

担当の営業やエンジニアやその他諸々の人たちが説明できない(あるいはしない方が良い)部分をたかだか2時間という勝負時間のなかで何とかしなくてはいけないので、お客さまの背景や説明するべき内容の理解と同時にいわゆる「プレゼンテーションのテクニック」というのは真剣に考えてました。しかもそれはたまに何かの機会に人前で喋らなくてはならなくなった人がプレゼンテーションテクニック解説本片手に考えるレベルとは全く違う次元の話で、どちらかというと芸人に近いものだったかもしれません。

何しろそれが仕事ですから滑ることなど出来ないし、許されない場。納得してもらえないことなどあり得ない。
もちろん全部が全部うまく行ったわけではないですが、本当にいろんな人のいろんな思惑が絡まったガチの真剣勝負の仕事ではありました。

 

そんな経験を踏まえつつこれを見て、「あー、プレゼンの基本動作って結局こういうことだよねー」と思った瞬間から笑いが止まらなくなってしまいました。いや、もちろん「驚くべきことに、話すことは何もないんです」というプレゼンはさすがにやったことはありませんが、でも、でも・・・ (笑)
ってことで、何度見ても笑いが止まりません。

 

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