サンタクロースはFAAの承認の元に飛ぶ
毎年恒例のNORAD Tracks SANTA (日本語では「サンタを追跡」)の季節がやってきました。どうせ毎年対して変わらないんでしょ?なんて野暮な事は言わないのが大人。クリスマスの意義がどうのこうのという議論もありますが、それもとりあえず横に置いといて、小学生の子供がいる私としては毎年恒例のイベントの1つみたいな感じで今年も子供と一緒に「サンタさんは今頃どこにいるのかな?」っていうのを愉しめば良いなと思っています。
なんでNORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)なのかってのはそれなりに歴史的経緯があるわけで
経緯についての解説はNORAD Tracks SantaのサイトやWikipediaなどを参照していただければよいのですが、簡単に言うとシアーズが1955年にクリスマスセールに関連した広告に載せた電話番号の間違いから始まった話。でもそれを切っ掛けにクリスマスのお楽しみとして今でも続いているってのは、まぁ思想信条その他を横に置いて、それはそれでとりえあず良いもんだよねと思います。因みにリンク先のURLはNORAD Tracks Santa専用なんですが、実はNORADのサイトにNORAD is ready to track Santa's flightとして今年も追跡する準備が整ったぜという告知が出ていたりします。
まぁこれはこれでいいじゃないですか。
因みに営利事業ではないですが運営するためには資金が必要なわけで
以前は本当にNORAD(当時はCONAD(中央防衛航空軍基地)という組織だったのですが)の自主運営だったのですが、今やGoogleを筆頭とする多数のスポンサーが付いてしっかりと運営できている様子。スポンサーバナーのページを見ると知ってるところ知らないところと色々あるわけですが、米空軍やカナダ空軍の部隊が名前を連ねるところが普通のプロモーションなんかとは全然違うところ。全体でみても、少なくともスポンサーバナーが昨年から較べるとなんだか倍くらいに増えてる気がします。
因みに中で「あれっ?」って思ったのがSpace Foundationのバナー。いや、この財団、いわゆる宇宙計画に関連した製品や技術であるという認定を行っているところなんですが、そこでCertified Imagination Products として認定されて、スポンサーバナーのところに認定証が貼り付けられている所。昨年は気が付かなかったので多分今年からなんだとは思いますが、とりあえず、まぁそんな動きもあるんだということです。
実はサンタさんはFAA(連邦航空局)のから飛行計画の承認番号を取得してるんです
この件、昨年の例ですがちゃんとFAAからプレスリリースもこんな形→Press Release – FAA Certifies Santa’s NextGen-Equipped Sleigh for Christmas Eveで出ています。なんかいろんな人が本気です(大笑)
機体は正しく「ソリ」として登録された世界一周フライトで、貨物機の扱いのようです。もっとも、上空を通過する各国の航空管制当局がその飛行に対してそれぞれ指示を与えるのかどうかってのはよく判りませんが(笑)