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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

ふと、昔は電話で話をしてたよな、と思い出したり

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今更私が言う話でもないですが、本当に電話で話をしなくなったと我ながら思います。たとえば業務用に渡されている電話や内線PHSでは話をしますが、たとえば知人友人その他、仕事の関係ではないプライベートな場での電話での「通話」が本当に無くなったよね、としみじみ思ったりします。

だからこそ、パケット無制限のオプションのお陰で殆ど毎月のケータイなり固定電話なりの電話代が殆ど「固定」されているわけですが

 

昔は確かに電話していたし、電話の置き場所すら違っていたし

国民的に有名な日曜日の夕方のアニメ。最近は余り見ていないので良く判らないのですが、少なくとも以前は電話は玄関から入ってすぐのところにありました。何故?まぁ諸説ありますが、何しろ電話自体が普及していなかった頃には、近所の家の呼び出しも含めて電話を引いた家が全てのコミュニケーションの窓口だった時代もあったのは事実で、実際の話、隣のxxxさんあての電話がかかってきて、その人を家まで呼びに行って、呼ばれた人は電話がある家の玄関に置いてある電話で話をして、という世界が、たとえば40年とか前には結構普通にあったわけです。

そういえばよくよく考えると、小学校低学年の頃、連絡網の電話番号の欄に(呼)ってのが付いている家がそれなりにありました。そう。自宅に電話が無くて、近所のxxxさんの家に電話がかかり、そこから呼び出してもらうという流れ。

まぁ、今の「電話は個人の持ち物」状態では想像もつかない世界だとは思うのですが、そういった歴史の流れの先に今があるわけです。最初から誰もが自分の電話を持つ世界なんて無いわけです。

 

ちょっと前に小耳にはさんだ「電話やメールすらなかった時代の恋愛って、どんな世界だったのか想像もつかないよ」という方向の話

たとえば私が結婚したのはかれこれ四半世紀前(うぁー、こんな言い方をすると自分でも驚きますが(笑))には、たとえばいわゆる電子メールは全く普及していません。でも、とりあえず電話はあった。そして決して安くない電話代を死ぬ思いして払って、たとえば私の場合には東京の私の自宅から神戸に住む今のカミさんと夜毎電話してたりしました。

そういえば、ちょうどそのころJR東海のシンデレラエキスプレスのキャンペーンをやってたりして、まぁそれなりに感慨深いモノがあったのですが、いずれにせよ、とりあえず電話で喋ることは出来た。

じゃぁ、その前は?

手紙しかないわけです。それ以外に電報(ほぼ死滅しましたが)がありましたが、これはかなり面倒くさいし文字数も制限がキツイ。(なにしろ文字数の従量課金でしたし)

ということで、電話が一般家庭に普及を始める昭和30年代年代後半までは、基本的に一般には手紙しかないわけです。もちろん、その電話すら、一般家庭にまで普及しきったのは昭和50年代に入ったころだったはずですから、まぁそんなもんです。

それを考えると、今の若い人は良いよな… と思うかと思うと、実は思って無かったりします。もちろんコミュニケーションの質っていうのは時代によって変わりますし、変わった時代の中で必要とされるコミュニケーション手段が成長するわけで、たとえば私が20代の頃に今のケータイやメール等のコミュニケーション手段があったらそれを受け入れていたかと言うと、それはとても難しい。

逆に言うと、今の最先端は10年後には単なる10年前の状況でしかないわけで、きっと今の私のような事をブログなりなんなりに書いている人がいるだろうな、といったくだらない予想を立てたりしてみたり(笑)

 

いずれにせよ、たとえば手紙しかなかった頃のコミュニケーション、電話を中心としたコミュニケーション、メールやらなんやらを中心にしたコミュニケーションなどなど、その時期その時期で使える手段を使って、人は誰かとコミュニケーションを取るわけです。当事者同士が色んな事を不自由に思いつつ、その時代で一番先を行くモノ、そして当事者同士が一番心地よいモノ、そんなコミュニケーション手段を使うんだよね・・・ となんだか当たり前の結論。

とはいえ、人との接し方自体も変わるんだろうな、と思うと、今後はどんなことになるんだろう?とか、たとえば10年後、20年後の自分はそんな流れに着いてゆけるのだろうか?とか、純粋に自分の事として考えたりしてみるのも大事だと、私は思うんです。というか、そういう姿勢でいたいと思ってたりします。

 

大人として、「新しいんだぜ!前より断然いいぜ!最高だぜ!わ~い!」と話題に簡単に飛びつく前に。

もちろん、だからといって、自分が我を忘れてそうしてしまうネタってのはもちろんあるので、すべてにそうしなさいと言うようなキモチなんてありませんけどね。

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