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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

サッカーのワールドカップでもそうなのですが、スポーツイベントを見ながら全然試合内容と違う部分が気になるんです

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南アで開催中のサッカーワールドカップの話が世の中に満ち溢れているわけで、それほど熱心なサッカーファンではない私もそれなりに勝敗の行方が気にはなります。WebでもTwitterでも、そしてもちろん新聞やテレビなどで到るところでサッカーの話題を目にするわけですが、何事も裏側が気になる私のこと、どうもやっぱり素直に試合を見ていない自分に気が付く事があります。

え?何を見てるんだって?いや、例えばゴールのシーンでですね・・・

 

ゴールの裏側には報道関係者が山のように居るわけですが

巨大なレンズをモノポッド(一脚ですね)に突き立てて報道的においしいシーンを追いかけているスチールカメラマン。気が付く人は気が付いているのですが、実はあの巨大なレンズには白いのと黒いのがあります。この世界、実はニコンさんとキヤノンさんの事実上2社独占だったりするのですが、当然ひと目でメーカーは判ります。個々のカメラのレンズの焦点距離もだいたいひと目で判ります。で、ゴールのシーンなどでこのレンズの砲列が一斉に動くところが堪らなく「かっこいいっ!」と思ってしまうんです。多分私は変態です(笑)

あるいは中継のテレビカメラの群れ。その中には白いデッカイ塊(実は前3分の2くらいはレンズですが)のカメラあり、肩に背負ったカメラあり。そのほかに、今回の大会では私はまだ見ていないのですが映画の撮影やマラソンの中継などにも使われるベストから支柱を伸ばしてカメラを取り付けてそれなりに走り回って撮影するカメラなど、まぁ色んなのが存在するわけです。因みに一番巨大なテレビカメラのレンズ一本でフェラーリが買えるくらいの値段がしたりするのですが、それを一目見てメーカーが判ったり(というかスポンサーが絡むよねってのは後で気が付いたのですが)、放送センターのシステムってどんな風に組んであるんだろうかとか、果ては衛星中継ってどの衛星からどれくらいの帯域でやってるんだろうかとか・・・ 私はやっぱり変態です(笑)

 

因みに私の変態度合いはその程度で収まるものでもなく・・

会場のPA(音響システムですね)って何処のメーカーなの?とか、ピッチの周囲を巡るLEDの広告看板ってどうなんだろう?とか、試合後の記者会見の席でテーブルに立ってるマイクって何処のだ?とか。自分の変態度合いに自分で呆れますが、正直そんなのですら楽しめるって言うのは変態ならではの楽しみなのですが、そういう人たちが作ってる映像なり画像なりが遥か遠くの南アフリカでの出来事を伝えてくれてるわけです。

このあたりの状況って、やっぱりシロウトがUSTREAMで中継したり、自分で撮影してYouTubeに流すモノとは全く違う世界な訳で、非常に極端な例ではありますがこの辺りってのはいわゆるコンテンツ制作のひとつの姿、それもプロフェッショナルの仕事としてのコンテンツ制作っていうところになるんですよね。

プロフェッショナルの仕事の世界ってのはやっぱりカッコイイと素直に思う、そんな気分にさせてくれるのが、例えば私にとってのサッカーワールドカップだったりします。

 

でも、やっぱり変態ですよね(笑)

 

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