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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

Googleが中国での事業から撤退するかも、という報道を見て思うこと

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どの国、そして誰しも異なった背景を持っていて、異なった信条をもっていて、異なった価値観を持っているというのがたとえば私の色んな局面での行動原理の一つだったりします。それぞれを尊重しつつ、自分の中では一定の評価をしている・・・というクールな言い方が出来るかもしれませんが、大事なのはそれが良い悪いの話ではないこと。そしてそれが当たり前であるというのがモノゴトの原点だったりします。

たとえば仕事をする上で、業種業態による行動原理の違いについて戸惑うときに常に立ち返る原点だったりしますし、元々IBMに居た頃に「国籍や宗教に基づくまったく違った価値観をもった人たちと共通の目的に向かって仕事をするというコトとはどういうことなのか」というコトを叩き込まれた結果なのかもしれません。

モノゴトは単純ではありませんし、一概に何か結論めいた事を言える話ではありません。それは理解しています。ただ、そういった背景をもった動きなんだろうな、ということを思う事象に時々出くわします。たとえば・・・

 

これは正に価値観の違い、と言えるんじゃないかと思います。そもそも政治体制自体が全く異なる国において同じ価値観(ここでは言論の自由というコトが事の発端ですが)が成立すること、そして受け入れられる事を前提としてしまうと立ち往生してしまうという一つの事象なんじゃないかなと。

因みに現状の中国国内の状況が良いものかどうかについての評価を私が軽々しく出来るものではありません。ただ間違いないのは、たとえば米国のそれとは明らかに価値観が違うし、日本のそれとも違う。違うことだけは間違いない。ただ、その違う環境のなかでビジネスを展開する上で何を考えないといけないのか、というところの一つのヒントになる動きかもしれません。

 

確かに巨大な市場である中国という存在。あるいはインド。

人口自体を考えれば間違いなく巨大な経済市場がそこにあるわけで、その市場でのビジネス展開をそれこそありとあらゆる業種業態、ありとあらゆる国の企業や政府が画策しているわけです。でも、そこは自国とは違うところ。そこにはそこなりの事情と経緯がある。

とはいえ、それを最初から受け入れて、相手の状況を完全に受け入れる=完全にローカライズすることが自身の信条と相反することは無いのかとか、そもそもその市場においてビジネスを展開するというコトが一体どういう行動をするべきなのか本質的なところを自身が理解しているのか、などなど・・・

例のCOP15の時の混乱はその一番ドロドロとしたところを露呈したとも言えますが、みんな自分の評価軸でモノゴトを考えるというところが何を意味してるのかを考える必要があるときにはあるんだよな、というコトに立ち返る一つの事象、と言ういう風に私には見えます。

 

あ、でも、それを自分自身が思い知るような事象が自分にとって今現在あるかどうかってのは別ですよ。まぁ仕事上海外の方と込み入った話をする機会が無いとは言わないのでそれなりに肌で感じる事はありますが、まぁその程度のモンです。

 

Comment(2)

コメント

KEN

元々Googleは「自主規制」していたじゃないか。
中国政府におもねっていたくせに、「百度」にシェアを取られたから揺さぶりをかけただけ何じゃないか?
ある種の自作自演だと思う。

KENさん、コメントありがとうございます。
 
その後の報道なども見ながら考えるのですが、真意については当事者じゃないとよく判らないですね。とりあえずは事態の推移を見守りたいと思います。

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