遥か昔にお世話になった人とばったり会うと、いきなり小僧に戻ってしまう
長生きしていると色んな人に色んなところでお世話になるわけですが、会うは判れの始まりとは良く言ったもので、接点が無くなって連絡も途絶えがちになったりするのも良くある話。色んな人づてに消息を耳にしたりしても、中々会えないことも良くある話。
でも、そんな人にばったり会うと・・・
もう気分は小僧に戻ります。以前にもそんなエントリーを書いたような記憶がありますが、今日、正にそんな瞬間がありました。お客さまのところに商談でうかがった後、オフィスに戻る前に近くの喫茶店でちょっとだけ一休み・・・ と、目の前に突然見覚えのある顔が。
「元気か?店に入ったら顔が見えたからさ。横、座っていい?」
「うわぁ、お久しぶりですっ!どうぞどうぞ!」
その瞬間までだらっと座っていたのが、突然背筋が伸びます。もう引退されているのですが、何しろ一緒に仕事したのはもう15年も前の事。そもそも私が新卒で入った頃から知ってる方。キモチは30そこそこの小僧です(笑
お互いの状況情報交換と、色んな人の消息情報交換
本当に久しぶりにお会いしたNさん。本当に懐かしさがこみ上げてきます。
で、あの人はどうしてる、この人はどうしちゃったんだろうね?などなど、こういうときはどうしても色んな人の消息情報交換になります。でも、そうやって昔お世話になった人の消息を知ったり、あるいは自分が耳にしている情報を提供したり。
目の前に居るその方はやっぱりそれなりですし、私自身も立派なオヤジですが、なんだかその頃の顔や姿がそのまま目に浮かびます。基本的に厳しい方でしたが、あるプロジェクトが上手く行って満面の笑顔で喜んでくれた事とか、逆に強烈な失敗をやらかした挙句に目の前が暗くなって気絶しかかったくらい怒鳴り散らされた事とか、転職に絡んで相談に行ったときに親身になって話を聞いてくれた事とか。
ま、今となっては懐かしい思い出ですが、偶然にもそんな話が出来るチャンスがあったことはとても嬉しいこと。でも、今回はほんの15分くらいの時間だったのですが、またどこかでお会いしたいな、と素直に思った雨の夕方でした。