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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

通信事業者勤務のワタシが言うのも何ですが、通信回線を一つに絞るのは個人的には怖いんです

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これは半分くらい強迫観念かもしれませんが、何かしら外と繋がる通信経路を全て一つに集約するような流れってとても怖いんです。もちろん有線と無線という部分では最初から一緒には出来ませんが、たとえばケータイを一つに絞る、あるいは電話やインターネットなどを使える回線を全部一つに集約するっていうのが怖いんです。怖いというか、嫌なんです。

でも、どこがって?

 

基本的に寂しい人なので・・・

たとえばケータイは現在2個持ち。もちろん世の中に1個だけで用が足りている方も大勢居るのは知っています。あるいは例えば同じ2個持ちでも、一つは本当のケータイで、もう一つは通話することを想像すらしていないiPhoneだ、なんて方も居ると思います。

でも、ワタシの場合は一つはいわゆる携帯、そしてもう一つはSmartPhone。通話もメールも出来ます。「なんだ、被ってるじゃん」という話もありますが、何が怖いって?いや、実は一番怖いのはバッテリー切れだったりするんです。別に首相じゃないですからいつ何時どこででも連絡が取れないと困るような人ではないのですが、なんだか怖い。これはかつて普通に待ちうけが1日未満だった10年以上前の携帯の頃に何度もあわてたことがある経験からなのですが、なんだか怖い。

因みにかつては予備バッテリーを必ず持っていましたが、現在は充電アダプターと電池で充電できるものを常にカバンに放り込んでいて、外出したときにコンセントがつかえる状態だと結構頻繁に充電していたりします。

タダの臆病な人、ですね。

 

IP電話は怖いんです。だって停電しちゃうと使えないんだもん

何気に頑なに自宅にアナログの電話回線を引いたまま使っています。無線が専門とはいえ通信屋ですから、たとえば光やDSL系のサービスを入れて、そこに電話もテレビも集約してっていうサービスの設計やそれを使うメリットとしてクレームしている内容についてはよく判っています。

でも、自分で使うのは怖いんです。だって、そのルートがなんらかの理由で使えなくなると、どこかに連絡も出来ないし、テレビも見れなくなるし、っていう恐怖。因みにインターネットへの接続のための回線はCATV経由ですが、コレれが切れたときにはSmartPhoneを土台に出来るので、一応納得はしています。

因みに住んでいるマンション、屋上にテレビ放送受信のためのアンテナが基本的には無く、CATV経由で見る形になっています。ただBSは何故かアンテナが立っているので、CATVがトラブルを起こしても見ることは出来る。

更に因みに同じルートでIP電話やらIPテレビ云々というのも使えるメニューがあるのですが、単一の入り口でのサービスを利用するのはなんだか気持ちが悪い。あ、実はIP電話やIPテレビってのはCATVとは別系統の通信回線を使うので、正確には2ルートになるのですが、たとえば停電したらどうするのよ?見たいなところで逡巡してしまいます。何しろ地震が怖くて免振マンションを選んだくらいの人です。一箇所手中、特定のメディア集中ってのがどうしても怖い。

それに較べてアナログ電話回線は電話局が死んでなければ、そして途中の電線が切れてなければ自宅が停電しようがどうしようが、とにかく通話は出来る。

ま、タダの臆病な人なんですけどね。

 

とういことでケータイは2個持ちだし、外と繋がっているのはアナログ電話+CATV+CATVインターネット+屋上のBSアンテナなどなど

基本方針はとにかく外部と接触できるメディアを複数確保しているということ。あるは確保できているということ。これは私自身のなかでかなり高い評価になります。

何が起きてもこれらのどれかで外部と繋がっていることができるという思い込み、というかそれを信じたいというキモチ。ま、杞憂といえば杞憂かもしれませんが、ただの臆病者だってことでしょうかねぇ。

 

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