【休日ネタ】 夏の甲子園にみる長距離砲の砲列
今週は夏休みということで実家のある神戸に帰省しているのですが、小学校3年生の息子が甲子園を見たいよ~というはなしもあり、ワタシ的には恐らく27年ぶり位で甲子園球場を訪れました。
ちなみに、何時以来?
実は大学1年の時に、バイトでかちわり売りをやったことがあります。あまりにキツくて、数日で辞めてしまったのですが、その時以来ですね。たぶん。因みに現在甲子園で売っているカチワリはとても衛生的に見えるのは、決して気のせいではないと思います。何しろ、私が売ってた頃のカチワリって、板氷をアイスピックでガンガンとカチ割って、それを金魚すくいのあとで金魚を入れて持って帰るようなビニール袋に詰め、ストローを挿しただけ。それを(少なくとも当時の外野では)バケツに入れて売ってました。まぁ暑いのであっという間に売れるのですが、するとすぐに戻ってバケツ一杯にカチワリを入れてスタンドの階段を上って・・・
結局バケツ一杯の水をもってひたすらスタンドを上り下りしてる状態で、これはキツかった気がします。ただ、新入りのバイトにもっとキツかったのは、カチワリは飛ぶように売れるので歩合で生きるバイトにはとてもうれしい存在なのですが、やはり前からバイトしてる人たちがそれを優先的に扱うので、こちらはビールやジュースが基本になります。こちらも基本的には一度持って出たものが全部売れてから戻るのですが、売れ行き次第では売り切るまでに温まってしまう。重いまま戻って詰め替えて、また階段を上って・・・ 結果的にカチワリを担当してないとたいして儲からず、一日でほぼ脱水症状を起こすほどキツいバイトだったという記憶があります。
もちろん、最近は甲子園でもビールをタンクごと背負って売ってますし、カチワリも衛生的な袋詰めになってますし、世の中の移り変わりに合わせてソフィスティケートされたものだと思ったりするのは・・・ ジジイな証拠ですね (笑
ところで、長距離砲って何だ?
写真を見れば一目瞭然。内野ならベンチの隣。外野だとメインはバックスクリーンの脇。普通はそんなの目もくれないはずですが、どうしてもそういう世界が好きな私の目が釘付けになったのが、これ。
外野に陣取る報道陣のカメラです。いや、やっぱりプロの仕事場です。炎天下の甲子園。ここで撮った、あるいは撮る写真が新聞、雑誌、Webなどなどを飾るわけです。各カメラマンの座る席のところにはそれぞれNotePCがあったりするわけで、ここで撮った写真から必要なカットを選んでデスクに直送という体制だったりするわけですね。
うむ・・・ ご苦労様です。
さらにこちらにも視線が釘付けです
こちらはテレビ系ですね。ただ、高価な機材を炎天下で使うためのノウハウが随所に。そしてここで撮影された映像が電波を通じて届けられるわけです。しかし、熱い場所です。本当にカメラマンの皆さん、お疲れ様です。
因みに、興業システムとしての夏の甲子園高校野球大会というのは永年の経験も踏まえて非常にシステムとしてよくできてるよなというのが、そこらじゅうに立っている大会運営関係者や誘導回りのスタッフの動きなどでよくわかります。ビジネス系のイベントとは異なり、一般の人が万単位で訪れるこのようなイベントでの運営というのは正直大変だと思います。絡むと面白いとは思いますが、ノウハウもなにもない私にはこういった分野は手も足も出ないですね、さすがに。
ということなのですが試合はどうだったんだっけ?
えっと、とりあえず横浜隼人が勝ちました。でも諸般の事情により、途中で甲子園を後にしました。甲子園に行きたがっていた息子的には、テレビで見るとピッチャーとバッター、キャッチャーしか見えないのが、外野や内野の他のポジションがどういう風に動くのかがわかって面白かったという感想。で、ワタシ的にも4:3や16:9の画面の世界は所詮画面での世界でしかなくて、現場があっての映像があるんだということを、再確認した次第です。