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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

高速道路の休日特別割引導入のおかげで、今年の帰省は結局新幹線にしましたという件

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諸々の流れから、このお盆期間の主要高速道路において、休日特別割引の設定がされました。横浜に住むワタシの実家は神戸。孫の顔を見るのを楽しみにしている実家の親のところに帰省するのですが、一応東名高速から名神高速、中国自動車道にかけての渋滞予測をチェックしてはみました。単純に交通費だけを考えると、新幹線での帰省と比較して議論の余地が無いくらい安く上がるのは事実です。でも・・・ね。

 

なんだか主要なインターチェンジでコトゴトク渋滞となる予想、と見えます

ゴールデンウィークでの同様の割引実施の結果、各地の主要高速道路がエライ事になったのは記憶に新しいところです。実際、知人で図らずもその期間に中央高速を走ることになった方の話を聞くと、とにかく車が多すぎて渋滞しているわけですが、たとえばサービスエリアなんてそもそも入れず、ノロノロのまま数十キロを走り続ける羽目になり、もう本当にトイレから何からとにかくエライ目にあったとのこと。

最悪、時間がかかること自体は覚悟してしまえば諦めも付くかもしれませんが、小学校低学年の子供二人にカミさんを引き連れての渋滞突入というのは、それこそトイレが一番心配です。仮にワタシの持っている車が巨大なワンボックスで、後ろのほうで簡易トイレを使えるくらいなら考える余地もあったかもしれませんが、ごく普通のセダンでは座っている以外にどうしようもありません。トイレに行けないほどの状態で車内で雪隠詰め。でも、笑えません。

 

この事態でどうするか?結局時間を金で買うという意識で新幹線を使うことに

個人的に車での移動は好きなのですが、一体何時間かかるか判らないという予測と、早く帰りたい子供たち&早く帰ってきて欲しい実家の親のキモチを交通費と天秤にかけて、結局新幹線にすることにしました。幸か不幸か切符は大体思った時間に取ることができました。もちろんこちらで自由席で少しでも安くするという話もありましたが、そこは予約の方法によって色々と手はあるものです。

結局、時間を金で買う、という意識で新幹線に。

単純なETC深夜割引くらいであればもう少し悩んだのですが、結局今回は事実上即決でした。お盆の時期には高速道路は(少なくともワタシの場合)使い物にならない、という話です。

 

で、一部で話題になっている、休日特別割引は環境にとって良くない論について

かつてゴールデンウィークの時期にゴールデンウィークの大渋滞予想発表で考える高速道路料金値下げは地球に優しくないかも論というエントリーでも書いたのですが、エコカーだったら良いじゃんとか何だか訳のわからない話もあったりして、なんだか混乱してしまいます。とかく環境問題系の話は「あちらを立てればこちらが立たず」論になることが多いのですが、これもひとつの典型かもしれません。

内需拡大というのは非常に大きな命題。景気浮揚というのは社会全体に大きな影響を及ぼす事ですから、対応策としてのこの休日特別割引というは多分一定の成果を上げられる施策なんだとは思います。この部分については、一般民間企業に勤める私としても気になります。

一方環境問題についてはワタシ的には日常のなかで時々意識すると言うところが大事なんだと考えていたりしますが、そのなかでもこの連休期間における大渋滞を引き起こすことの二次的な副作用ってどうなのかな?と素直に思ったりしてしまいます。

 

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