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ゴールデンウィークの大渋滞予想発表で考える高速道路料金値下げは地球に優しくないかも論

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ETCを利用した場合の高速道路の料金が順次値下げになっています。関東で言うと、劇的に下がった東京湾アクアラインの休日のうみほたるパーキングエリアの混雑振りはそのままテレビのニュースになったほどです。もちろんこの時期に値下げしたことによりいろんな効果が出たり、あるいはいろんな状況が生まれたりするわけですが・・・

 

ゴールデンウィークのクルマでの遠出はそれなりの覚悟が必要なようです

日本道路交通情報センターから春の渋滞予測の一環として、 『春の観光地の渋滞予測』と 『ゴールデンウィーク期間の高速道路における渋滞予測【全国版】』 が発表されています。また、全国3社ある高速道路会社からも同様の発表。

NEXCO東日本
ゴールデンウィークの快適ドライブ予報【NEXCO東日本版】
~ 今年は例年以上に長い渋滞が多く発生、渋滞予測時間帯を避けたご旅行を ~

NEXCO中日本
ゴールデンウィーク時期の高速道路における渋滞予測【中日本版】 -今年は例年以上に長い渋滞が多く発生、渋滞予測時間を避けたご旅行を-

で、コレを見ると・・・正直クルマでの遠出を止めようかという気になります(笑 たとえば・・・

九州縦貫道路の5月2日午前10時ごろをピークに久留米インターチェンジ付近で60キロ前後 ・・・とか

中央高速道路の5月1日から3日、それぞれ違う時間ですが相模湖インター付近で45キロ・・・ とか・・・

全体でも昨年に比べて30キロ以上の渋滞発生回数がほぼ2倍という予想です。うわぁ・・・

 

因みに連休中の渋滞が増えるということはそれだけ乗用車が動くわけで

当然それだけクルマが増えるとガソリン(あるいは軽油)の消費量が増えるわけです。単純にクルマに乗るな!という議論は好きではないのですが、とりあえず事実関係としてそうなるのは目に見えています。

で、実際に例の高速料金値下げ以降、週末の高速道路の渋滞がひどくなっている傾向があるのは事実です。その分、観光地を含めて内需拡大に役立っているという議論がありつつ、それだけ排ガスが出るわけで、それはどうよ、という議論も微妙にあるわけで・・・

個人的には環境問題を踏まえてハイブリッド車あるいは電気だけにしろ!的なアメリカはカリフォルニア州みたいな主張は、主旨はわかるけどそれでもね・・・というキモチがあったりします。もちろんガソリンや軽油で動くクルマから出る排ガスのことは気になりますが、特に今現在予想されているゴールデンウィークのノロノロと動く渋滞の中で燃料を燃やすんだったら、電車やバスで動ける範囲で楽しむのを基本にすれば少しは何かの足しになるかな?と思っている週末です。

 

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