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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

Googleの最新のデータセンターの非常識さを非常識と思ってるうちは普通の人なんだろうな

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誰でも、あるモノや状態についてあるべき姿をイメージできる分野ってのが有ると思います。昨今ケータイっぽい機器にはタッチパネルがあれば良いのだ論(いいすぎ)とかもその類なのかもしれませんが、まだ比較の対象があるから言ってることは理解できる。賛同できるかどうかは別にして言ってることは理解できる。でも、時々理解不能なモノにぶち当たることもあるわけです。

 

同じ、コンテナにつっこんじゃえという発想なんだけど

正直な話、サンマイクロシステムズのSun Modular Datacenterを見たときには対して驚きませんでした。実はその発表のちょっと前に自衛隊の駐屯地に出かける用事(仕事です、これでも)があって、ホボ同じようなモノを見てるので、「あぁ、あれをモジュラー化して民生用にすればこういうパッケージングになるよね」と納得できてしまいました。

でもね、一般的な冷房設備を持たないコンテナに機器を詰め込んで、それを屋外に並べてデータセンターにしてしまうってのは・・・ 新野さんのブロググーグルの最新のデータセンターは非常識なほど進化しているで見て理解できず、そこからLINKが張ってあった記事Google’s Chiller-less Data Centerを見ても絶句するしか有りません。でも、これをキチンと運用できるからわざわざ公開するし、実運用にも入っちゃうわけです。

もちろん冷やさない訳ではなく、実は外気で冷やすそうです。空冷。今回公開されたのはベルギーに有るそうなのですが、平均気温も比較的低いのでこれでOK。でも気温が上がっちゃってヤバくなるとそこで動いている処理を他のセンターにまわしてしまい、ここは電源を切って冷えるのを待つ。

わかります。言っていることはわかります。でも、これっていわゆるデータセンターですよね?一般的な冷却装置って本当に無いんですよね?

ワタシの場合、今は通信事業者ですが、もちろんネットワークの制御をしているデータセンターはチャンとあるし、そこはやっぱり冷えた空気がガオ~っと循環してる普通のデータセンターですよ。

もちろん、それ以前にいたIT系の企業であれば、当然死ぬほど冷やしたデータセンターがありましたよ。そもそも最初に就職したときにはデータセンターの営業でしたし。

で、確かに空気を冷やすための電気代が大変なのも知ってますよ。でもね、でもね・・・

・・・
これを理解できないワタシは・・・
きっと普通の人なんだと思います。

一方これを発想して、カタチにしてしまった人は、正直な話、変な人だと思います。でも、かつて日本でも体を張って国の仕組みを変えようとした変人も居たわけですし、こういうのが新しいイノベーションのためのブレイクスルーの形なんでしょうね。

Comment(8)

コメント

JRX

写真のコンテナの天板が濡れてましたが、
コンテナに水ぶっかけて冷やしたりはしないんですかね?

JRXさん、コメントありがとうございます。
 
いや、あながち冗談では無さそうな勢いかと。
冷静に考えると雨上がりかな?とは思いますが(笑

しろ

熱帯夜の原因は、Googleだったのか。

データセンターの熱は、環境負荷として、いかがなものなのでしょうね。その熱を冷やすための手段の取り方も考えないと。電気で冷やすのであれば、その電気はどうやって作るのかとか。

しろさん、コメントありがとうございます。
 
最終的な排熱の処理っていうのを広い視点で考えると・・・難しい問題があるのは事実ですね。Googleのこのセンターの場合、自然空冷でも大丈夫なのはHardwareが丈夫なのか、あるいはそれでも大丈夫なくらい排熱が少ないのか、そこのところは良くわからないのですけど。

気温が比較的低くて電力コストの安い場所なら、アイスランドなんかどうでしょうか?地熱発電ですし。今なら不動産価格も下がっているかも知れません。

黒いコンテナの上をビュークが飛び回って歌ったらカッコイイかも。
「グローバリズムのモノリスめ!撤収せよ!」とか悪態つきながら。

佐川さん、コメントありがとうございます。
 
そうですねぇ。冷やす関連を中心に考えると、そういう選択肢もありそうですね。なるほど、なるほど。
ただ、そうなると通信屋としてはそこまでのアクセス回線の関係を心配してしまいますが・・・貧乏性ですね(笑

JRXさん、コメントありがとうございます。
 
なんか既にヨーロッパ域内ではそんなのを作ってる人が居そうな感じがしなくもないですねぇ。

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