でもプロが使うものと普通の人が使うものは違うの?
以前のエントリー業務用の機器は民生用とは違うもの <ビデオ機材編>の続編です。業界にもよるとは思いますが、プロが使うものが普通の人と使うものと明らかに違うものがある場合もあれば、実は事実上同じものを使っている場合。一概には言えない話ですね。
カメラは明らかにプロ用ってのもありますが
趣味は本気の8x10なんて人も居ますが、たとえば意外なほど普通な一眼レフやコンパクトデジカメを普通に使っているプロって居るわけですよね。もちろん用途によって使い分けているわけですが、この辺りは境界線が微妙かもしれません。最後は機材じゃなくて腕と感性だよ、みたいなところが勝負な世界なんじゃないかと思います。
で、仕事で使うモノは自分で選ぶ場合もあれば、仕事の内容によって自動的に決まるケースもあるしということで、境界線は曖昧ですが、少なくともプロとしての使い方ってのはありそうです。
PCってプロ用なんてあるのか?
いわゆる産業用PCみたいなのはありますが、法人用と個人用ということで売り分けているPCも厳密には同じようなものですよね。方やサーバーは個人で持つケースが圧倒的に少ないので、その意味では基本的に法人用のカテゴリーに入るのでしょうけど、たとえば映像機器の世界にあるプロ用とはなんだかちょっと違う気がします。
ただ、たとえばパナソニックのタフブックあたりはある意味プロ用かもしれません。もちろん個人で所有している人も居ますし、私個人としても結構本気で欲しかったりしますが、通常は仕事の場でしか使わないものです。これはひょっとしたらプロ用と言ってもいいのかもしれません。でもやっぱりちょっと違う気がする。
ちなみにパーツ単位まで話を広げると、たとえば PFUさんのHappy Hacking Keyboardなんてのは「素人」が使うことは基本的に無いでしょうから、これはプロ用と言ってもいいかもしれません。
音響機器や映像機器については完全に独立したカテゴリー
ここにはいわゆる民生用とまったく違う世界があります。インターフェイスの規格そのものが違ったりしますし、同じようなメディアに見えても実はまったく互換性が無いものなど、もう何でもアリですね。価格にしても内容にしても、まったく違う世界ですね。
そういえば仕事の関係で放送局用の機材に触れる機会が最近ちょくちょくあるのですが、映像に興味はあるけれど・・・という方が業務用の映像機器で撮影している生の映像を見ると、多分驚くでしょうね。放送波に乗せる前の映像というのは本当に綺麗なもんです。ただ入り口から出口までキチンとしていないと意味が無いので、たとえばそれを自宅で再現したいなんて考えるなら、たとえばカメラからモニターまでの一式で4桁万円の予算が必要になると思います(笑
と、ここまで書いて、自分がプロ用と称しているものって何なのかを考えてみると
やっぱりある程度純粋な個人用途とは異なる使い方をされることが前提で作られたもの、という気がしてきました。それも比較的単機能に徹したもの、という気がします。なんだかボヤっとしたカンジですが、なんとなくそんな感じ。でも基本的にモノ好きな私の場合、そんなものに強く惹かれます。
もちろん殆どの場合自分で買うなんて出来ませんから、Webサイトで眺めたり、カタログで眺めたり、あるいは偶々そういうものがある場所に行ったときに見惚れたり・・・ かわいいもんです。