社内向け広報(あるいは情報共有)活動の重要性
企業が何かしら活動する時、それに伴って伝えられる社外向けのメッセージが、実は社内向けのメッセージという意味合いも持っていることが意外とあるんじゃないかと思います。もちろん社内向けにはきちんと適切な社内向けの方法を使って伝えられるのが本筋ですが、色々な理由で出来ないことがあります。良い悪いではないのですけど。
例えば展示会
新しい製品だったりソリューションだったりすると、社内で事前に充分な情報を展開することが難しいケースが良くあると思います。そんな時、とりあえず必要なモノが並ぶ展示会はひとつの社内広報として利用できる媒体、と言えるかもしれません。
例えばセミナー
新しいメッセージを社外に発表するような場合、状況によっては非常に強い情報統制がかけられることがあったりします。本番の時間に同席できれば臨場感も含めて伝わるので非常に良いのですが、お客様が一緒だとまずいケースもあります。何かしらの手段で中継できると、これはこれでよいかもしれない。
例えばWebでの情報展開
基本的な内容はもちろん何かの手段で展開できても、その裏側の事情や考え方についての解説というのを文書にするのは大変です。説明なしのPowerPointの資料ではよく判らないし、White Paperみたいなものだと面倒くさがられることもあります。そんな時、Webなどの媒体を通じて社外に解説を行うような手段があれば、それが実は社員向けへの説明もある程度兼ねることが出来るケースがあります。
社外を通じた社内向けメッセージもひとつの媒体の使い方?
かなり乱暴な考え方ですが、そういう捉え方も出来なくはない、とは思っています。ただ、それだけだと本末転倒なので、情報を出す側が出し方をきちんと考えないと信頼を失いますけどね。
実は社内向けの広報活動(あるいは情報共有)というのは社外向けより難しいんじゃないかと、ちょっと、いや、ちょっとだけ思ったりする今日この頃、です。