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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

カタログマニア!

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店頭や展示会で目当ての製品や商品を見つけたとき、あるいは面白そうなものを発見したとき、必ず周りを見回して持って帰れる資料、特にきれいに印刷されたカタログの類を探す人は多いですが、必ず2部持って帰る人の多くが、おそらくカタログマニアです。

たとえばカタログスタンドに総合カタログがあり、同時に製品のバリエーションごとの単品カタログがあると、何も考えずにとりあえず全部持って帰る人も、おそらくカタログマニアです。

自分自身がどのような用途にも使わないものでも、珍しいカタログが見つかるととりあえず持って帰ってきてしまうのは、かなり重症なカタログマニアです。

既に持っているカタログ新しいそうなのを見つけると発行日を確認して、持っているものより新しいと思われるものだと判ると嬉しくて持って帰ってしまうのは、相当重症なカタログマニアです。

もちろん、ブランド、製品、ソリューション、もちろんカタログなどの発行物に興味を持っていただくことは非常に重要です。そういったお客さまに情報を届けるひとつのメディアとしてカタログ類は存在しますし、持って帰っていただくことに意味がありますから、お持ちいただく動機についてとやかく言う問題ではないのですが、明らかに趣味としてカタログ収集をされている方が多すぎると、迷惑ではないのですが困ってしまうことがあります。準備の都合などで潤沢に用意できないときには「カタログをご希望の方はお申し出ください」と張り紙をしたりしますが、実はマニアにとって「これのカタログがあるんだ!」と気付かせることになりますので、気をつけないと逆効果になります。言えばもらえると思えば、堂々と「ください」と願い出てくる可能性が非常に高くなります。

因みに・・・ 

あるアウトドアブランドの過去15年の春・秋それぞれの総合カタログが殆ど揃っている
ある自動車メーカーの過去8年の乗用車全モデルのカタログの殆どが揃っている
飲食業には全く縁が無いのになぜか業務用厨房機器数社の総合カタログを過去数年分持っている
ある時計メーカーの過去12年の総合カタログの殆どが揃っている

こんな私は、間違いなく迷惑なカタログマニアです。

でも、間違いなく、それぞれのブランドや製品のファンだったりします。問題は、カタログマニアの殆どがカタログを眺めているだけで買った気になるので、実際の購買行動に結びつくことはそれほど多くないのではないかという大きな問題があります。少なくとも私はその傾向があるのですが、家族からはある意味安上がりな趣味だといわれています。

両方の立場と気持ちの板ばさみになりつつ、珍しいカタログや面白そうなカタログを見つけると反射的に「眺めるもの」+「保存用」と称して2部取ってしまう私は、やはり間違いなくカタログマニアですね。

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