登山をするモチベーションって何なのだろう
私は変な登山をしています。
この6年で、だいたい年に2回ずつ登山をしています。片方は富士山、そしてもう片方は九州です。それ以外で登山をしたのは高尾山くらいですね。社内の共同経営者と共通の友人が熊本に転勤になったことをきっかけに、毎年九州に登山を行くということが習慣づいてこうなりました。
九州には日本百名山が6つあり、昨年でコンプリート。今年からは日本二百名山や三百名山に手を伸ばしています。百名山のひとつには、屋久島の宮之浦岳という山もあり、なんと、そこまで行っています。
先週末も行ってきました。登ったのは二百名山のひとつの由布岳、そして三百名山のひとつの涌蓋(わいた)山です。由布岳は湯布院の近くの山です。上の方が軽度のボルダリング状態になるほど険しかったです。涌蓋山は新千円札の顔になる北里柴三郎の生誕地からよく見える山です。
毎回登山して思うのです、「いったい何が楽しいのだろう」と。登りは登りでずっと登りで斜面を上がっていくのです。下りは下りで、ひざや腿が笑い始めます。汗をかきかき足元を見て歩く場所を考えながらひたすら行く。その行程だけを考えると何も面白くないと思います。
でも、たまに振り返るわけですよね。そして登ってきた高さや景色の変化に心が躍ります。よく、スポーツ選手とかが「違う景色を見たい」と頑張りますよね。そう。登山の動機は「新しい景色を見る」ことなのかもしれません。
そこを抜けたら頂上!そう自分を励ましながら歩いていて、「まだだったかぁ」と、何度もその期待に裏切られるのも常。ビジネスと似ているところもあると感じます。でも、登山の場合には必ず頂上があって、そこまでいけばヨシ。達成感があるわけです。そして頂上で食べるおにぎりの美味しいこと。
新しい景色を見てそこでおにぎりを食べる。その楽しさを夢見て苦行に耐えるという感じかもしれません。それにしても、身体が健康な状態で、山に登れることに感謝です。