インド人若手SEになぜターバンをしているのか聞いてみた
おはようございます。
3時半に目が覚めてしまったのでそのまま作業に入ります。
===ほぼ毎朝エッセー===
CACHATTO India Private Limitedの社員が現在4名。その構成がヒンズー教二人、シーク教二人です。新たに入った二人のSEがシーク教なのですが、別なスタートアップで一緒だった先輩後輩の仲のようです。
さて、そのチームと夕食をしたのですが、話題はインドの宗教事情のレクチャーに。
日本人からすると、インドの宗教といえば仏教と思いがちですが、仏教はインドが発祥の地であるだけで、実際には人口の1%程度しかいません。そうマジョリティーはヒンズー教です。次に多いのがイスラム教、そのあとにキリスト教、シーク教、仏教、ジャイナ教と続くようです。
外務省のページより(2011年国勢調査)
ヒンドゥー教徒79.8%,イスラム教徒14.2%,キリスト教徒2.3%,シク教徒1.7%,仏教徒0.7%,ジャイナ教徒0.4%
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/india/data.html
さて、その中で、今回はシーク教について教わりました。
シーク教というのはWarier、兵士の宗教のようです。インドの北側で、インドを守ってきた人たちです。ヒンズー教から派生。特徴的にはターバンを巻いているのですが、聞くところによると、ターバンは襲撃から頭を守るためにしていると。兵士であるからということで、自分としてはとても納得でした。ちなみに、ターバンを夜は外して寝ます。
シンハと名乗る人が多いのは、それがライオンを意味するからだそうです。これも兵士にちなんでいるから。人々の平等性を守っているというところも特徴のようです。その他に、シーク教徒は4つのことを守っているとか。右手に輪をつけ、木製のくしを帯同し、剣を持ち、手作りの下着をつけるそうです。
https://www.y-history.net/appendix/wh0804-010.html
・ケーシャ 髪を切らず長く伸ばさなければならない。髪も髭も伸ばしたままにする。
・カンガー 身を整えるために櫛を携行する。
・カラー 右腕に鋼鉄製の腕輪をつける。力強さと揺るぎない結束を象徴する。
・カッチャー ゆったりした半ズボン状のズボン下を着用する。
・キルバーン 剣―自己防衛と不正に対する闘争を象徴する―を常に携行する。
「5つのK」と呼ばれている。
知らないことは多いです。でも、直接本人たちに、「教えてよ!」と頼むと嬉しそうに語ってくれました。このあたりもサポーティブリスニング(聞き方)の技術を使ったりしてますね!