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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

リーダーの遠慮と配慮がぎくしゃく感を生む

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おはようございます。

早朝に太陽光線を浴びたのは久しぶりな気がします。この週末は雨が降らないようですね。

===ほぼ毎朝エッセー===

昨晩は第一回e-Janボウリング大会でした。

アルコールを介さないクロス組織的なイベントも必要です。少し前の経営会議で「やってみようか」となりました。この手のイベントを企画すると、つい社内の経企・総務グループに頼ってしまうということもあり、今回は全社的なユニット間のじゃんけんによる幹事グループ選びとしました。結果、今回はKさん率いるリサーチ&テスティング・ユニット(RTU)に幹事をお願いすることになりました。

ちょうど今時期は、直前までプログラムのリリースが立て込んでいました。製品のリリース判断のためのテストも実施してくれているRTUはかなり多忙なときとなってしいました。それでも責任感の強いKさん、土日にせっせと景品を買い集め、ボウリング場の予約を進めて、景品を会社に運び、メンバーを集め、当日の運営をやって、36人を9組に分けて、2ゲームで個人戦+団体戦の順位までエクセルで一発で集計してくれ、発表と景品授与の場となりました。

そこでは、彼がひとりで景品を探したり配ったり。あまりに手が足りなかったのでしょう。思わず声が出ていました。

「あのさぁ!RTUメンバーのみんな、ちゃんと手伝ってくれよ!」と。

一瞬気の毒に思いましたが、「そうだよな」幹事ユニットのメンバーまでが「お客様」になっているという現象にふと気が付きました。それは、起業以来、自分も何度も体験した現象です。

・丁寧に「してあげている」と、いつのまにかそれが周りの人たちには「あたりまえ」になるという現象。

・「手伝おうか?」と思っても、頑張っている中心者に助けを出すことに躊躇する現象。

・躊躇をいずれは忘れてしまい、傍観するようになる現象。

・「頼まれていないのだから」と思う現象。

・言われてみて初めて「ハッ!」と思い助ける現象。

そう。実は、忙しいだろうからと周りに遠慮あるいは配慮して、助けを求めないで黙々とやっていると、この手のことは発生しやすいです。何をしてもらいたいのか、何が足りないのか。しっかりと表現することがとても大切だったりします。リーダー職になると、そこの遠慮と配慮が邪魔をしたりする現象、要注意ですね。

で、そのKさん、自分が幹事だったボウリング大会で優勝、というオチ付きでした!おめでとうございます。ありがとうございます。お疲れ様でした!!

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↑こんな参加賞のチロルチョコも用意!

↓集合写真

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