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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

「暇な史郎さん」の原理

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おはようございます。

夜中に雨が降ったようで道が濡れていました。そのおかげで放射冷却になっておらず今朝は冷え込んでいません。

===ほぼ毎朝エッセー===

今、入社歴の浅い人たちにITレクチャーをしています。6名の女性たちが受講メンバーですが、インターネットがどういう仕組みなのか、どうしてメールが読めるのか、そういったことから説明をしています。

昨日は、最新版の「CACHATTO導入ガイド」を教材にしながらCACHATTOの仕組みを教えていたのですが、コアの通信技術であるポーリングについて説明しました。

それについて受講をしていたTさんからの日報が次のようなものでした。

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[Good News/Special Thanks]
ITレクチャーありがとうございました。
特にポーリングを「暇な史郎さん」で例えたお話は分かりやすかったです!
また、よろしくお願いします。

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ん?「暇な史郎さん」って何?って思いますよね。

説明しましょう。CACHATTOのコア技術のひとつです。

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女性のGさんがたまにブログを更新する人だとしよう。

「暇な史郎さん」は、彼女がブログの更新をしたらすぐに知りたいので、ブラウザで彼女のブログページを開いて、毎秒1回F5を押しながらページリフレッシュをしてずっとチェックしている。それも会社から。。

すると、彼女がスマホからブログを更新した。すぐに史郎はその内容を確認することができる。

そのブログには史郎への指示が書いてあったとしよう。「このメールをすぐ私にちょうだい」と。

史郎はメールをパソコンから取ってきて、すぐさまに彼女のブログのコメント蘭に書き込んだとしよう。

結果的にGさんは、スマホを操作するだけで会社の中でしか読めないメールを取りだすことに成功したわけだ。

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この「暇な史郎さん」が、CACHATTOのポーリングの原理です。ファイアウォールのセキュリティレベルを落とすことなく通信ができている理由なのです。究極の指示待ち人間方式(笑)

さて、Tさんへの私からのコメントは次のようなものでした。

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⇒ポーリングという言葉を知っていても何が起きているのかが概念で分かりづらい。これは初期の頃のお客様も一緒で、あの説明は何度したことか(笑)。当時はブログとかも普及していなかったし、スマホではなく携帯電話だったし、格段に苦労しました。

「あ、でもこの方式、セキュリティがものすごく高いですね!」と、あるお客様から教えてもらい、検討を半年ほど進めてくれ、ついにCACHATTOを購入してくれたのが2003年11月。

注文書が来たとの連絡がCACHATTOに入ったのがちょうど東レの経営企画室で、事業が悪いとギリギリと絞られながら、資料などを準備していたとき。当時の東レの経営企画室長がそのニュースを聞いて、パっと顔が明るくされたのをよく覚えています。

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お客様から教わるということが、昔からの我々の姿勢だということが自分でも改めて確認できました。

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