雪のおかげでご近所さんと交わされる気持ちのいい挨拶
おはようございます。
玄関を出て階段を下りると雪解け水が凍っていました。
放射冷却で冷え込んでいます。
===ほぼ毎朝エッセー===
先週の金曜日は雪対策で会社説明会を中止しました。説明会帰りで交通機関の乱れに巻き込まれたら良くないとの判断をしたからです。
その結果、自分は早々に時間が空きました。早めに会社を出て、リハビリ中の母の見舞いに行くことができたのです。その段階でも雪が積もるとは思っていませんでした。
そして母とは、一人暮らしをしている父の、「生存確認をする」との約束をして早々にリハビリセンターを出て、実家に向かいました。
午後4時半。雪が急速に積もってきていました。
自分は実家へのタクシーを拾うために街中を歩きまわり、その間に、会社のメーリングリストには「早期帰宅をするように」とのメールを出しました。
タクシーがなんとかみつかり、実家に移動。その間にも雪がどんどんと積もってきます。昼間の間中、雪が降っていたにも関わらず全く積もっていなかったのとは対照的。街中の景色が急速に変わってきました。
タクシーを降り、スーパーで簡単な買い物をしてから実家に到着し、父に会います。「おお、良く来た!」との歓迎を受けてビールが始まります。
雪の様子が気になります。すぐに帰るのか、残るのか。しばし迷いましたが、缶ビールが次々と空き、結局は父の「たまには親孝行せい!」との引きとめに屈っした形で、そのまま雪見酒となりました。
横浜の自宅からは、メールで「庭の樹木が折れそう」とか「屋根に積もった雪が心配」とかSOSが来ていましたが、どうにも動けそうにないので、翌朝まで待つことに。
翌土曜日、思ったより早く晴れてきました。父が準備した朝食をいただき、9時頃、帰宅を決意します。そう。驚いたことに、父はなんとか自活するだけでなく、いろいろと振る舞ってくれるくらいになっていました。
山手線は問題なく動き、田園都市線も、そして懸案事項のたまプラーザのバス、特に平津三叉路というところから先の坂も回復したとの情報。ガラガラの場うsに乗りこんで、チェインをはいたバスが装甲車のように雪道を走るのを頼もしく感じ、自宅近くに。
バス停から自宅の帰り道、いかにも朝帰りのような自分が、雪かきをしてくれているご近所さんたちに少し気まずく感じます。ところが、不思議と挨拶とお礼の気持ちが言葉として出てきました。
「雪かきありがとうございま~す」
「いえいえ、滑らないように気をつけてくださ~い!」
なんとも気持ちのいい挨拶が当たり前のように交わされました。
新しい革靴が水でぐしょぐしょになってしまいましたが、思ったより苦戦せずに自宅に到着。そして、雪かきをしていた妻に参戦。それからは雪かき三昧の数時間でした。
==
ちなみに生存確認をした父、しっかり自炊をしながら生活をしていました。ゴミだしやら何やらも自立。みそ汁の作り方、ご飯の炊き方、ゆで卵の作り方、洗濯機の使い方などまで、妹作成の写真付きマニュアルがあちらこちらに貼り付けられてありました。