「10年に1度の台風がくる!」に会社として反応してはみたが…
おはようございます。
台風の朝。さて、何時に警報類が解除されますでしょうか!?
===ほぼ毎朝エッセー===
気象庁が発表しました。この規模でこのコース。
「10年に1度の台風」だとのことです。
そこで、昨日は早々に帰宅、そして今朝は自宅待機の指示を出しました。
で、家に籠りながら台風の被害をテレビで観る。
「うぁ、大変なことになっているんだぁ」
いつの間にか非日常性自体にワクワクしている自分がいる。
そのテレビでの被害が一線を超えると急に気持ちが暗くなる。
どうも不謹慎ですよね。変だと直感が言います。
こういうことが多くなっていることに一抹の危なさを感じます。
そこで思ったのです。
「もしかして会社として、台風などの自然災害について、
早期帰宅や自宅待機を促すこと自体がこの現象を増長している?」
ふと、考えさせられました。
無理に通勤をしてもらって怪我をさせてしまってもいけない。
間引いた電車での移動が大変なことを知っているから避けてもらう。
社会常識として会社が回避措置を取ることが許されるからそうする。
会社としてはそのような気持ちで早期帰宅や自宅待機を促すのです。
ところがそれが、臨時休校のような非日常性を醸し出してしまい、
「楽しい気持ち」を大きくさせているのではないか。
そこに疑問を持ったわけです。
Mさんの日報にもありました。
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* 私が新入社員の頃、
「明日の出社に不安があるなら会社に泊まれ。朝まで飲んでろ!」
と先輩に言われたのを、思い出します。
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ちょっと前までは、台風が来ようが大雪が降ろうが、あるいは
二日酔いだろうが、仕事に出るのは大事なお勤めだったように思えます。
安全に事業運営をするのはとても大事なことですが、それが過度な
指示につながると、本来自分で考えて自己判断で動いてもらうという、
当たり前の能力を欠かせてしまうことにならないのだろうか。
こんなことを今回の台風では感じたのです。