どのような仕事や考えが、どのように役立つか、全く分からないもの

おはようございます。

雨上がりの朝。まだ雲はいつでも雨が出せる構え。今朝も涼しい！

＝＝＝ほぼ毎朝エッセー＝＝＝

「素材を売る」というビジネスを考えてみましょう。

素材のままでは使い物になりません。

どうやって使うか。
どうすると別素材に対してメリットが出るか。

お客様と一緒になって考えて開発する、
そして納得してもらうことで初めて利用が開始されます。

自分は1986年に東レに入社後、
アラミド繊維というとても強い繊維素材を、
お客様と一緒に使いこなすという仕事をしていました。

ＭＢＡに行った２年間を含めると足掛け14年間、
その仕事をしていたことになります。

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ついやりがちなのが、
唯我独尊と素材スペックの高さを謳うこと。
それでは相手にされません。

つくづく大切だと実感したのが、
お客様視点でメリットを出せること。

お客様視点でのメリットは実際に話すこと、
一緒にデータを取ることで初めて分かります。

メリットの事前予測は難しいです。
意外な使い方が見つかることも多いです。

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今はＩＴ商材を開発して市場に提供しています。
そこでも、お客様視点を考えています。

あくまでも使う側がメリットを感じてくれる。
だから利用してくれる。

メリットを創り続けることが仕事だと考えています。

三つ子の魂百までも。
きっと素材技術者スピリットが変わらないのかも知れません。

「ＩＴ素材」によるお客様メリットの創出ということを、
会社の活動の主軸に置いているのはそれだからかも知れません。

どのような仕事や考えが、どのように役立つか、
全く分からないものだと思います。

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※20130723 18：10 間違いを修正しました。 唯我独善 → 唯我独尊