パンツがすでに地層!?既存顧客への情報伝達がうまくいかないわけ
おはようございます。
玄関を出ると涼しさと湿度の高さとを感じます。
空を見ると青空に抜けた雲と東によどんだ雲があります。
草っぱらのクモは不在。狂い咲きアジサイは健在。
二つの大きな力のせめぎ合いを感じます。
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継続の力とは恐ろしいものだとつくづく思います。
日々の変化は少しずつでも、時間とともに現れる変化は驚くほどのものになります。
CACHATTOの機能は日々、着実に進化し続けています。
やっていることはお客様要望への対応や問題修正などの受動的なリアクションから、
使いやすいUIへの変更や新機能追加などの能動的なプロアクションまで。
これらのことを標準システムとして提供するというポリシーでブレずに進めています。
その結果、製品は我々が当初打ち出していたコンセプトから大いに変化しました。
当初は「ケータイで社内メールが使える」でした。
それが今や、端末はスマートフォンやタブレット、パソコンへと変化。
一人複数台、複数環境で利用できます。
さらに社内での接続先も、社内のメール、自分や他人のスケジュールだけでなく、
ファイルサーバー、グループウェア、社内ポータル、決裁ワークフローなど。
ものすごい勢いで多様化しています。
iPadから社内にアクセスして必要な情報を確認して決裁などをサクッと実施できるのです。
すごい時代になりました。
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開発をしている当事者ですら、その全体像の広さと変化の早さに戸惑います。
正確な情報を販売パートナー様や新規のお客様に伝達することに日々苦慮しています。
そして、反省されたのが、既存ユーザー様への情報伝達です。
お客様専用サイトや、メールマガジンやユーザー会など、様々な形で伝達を努力して
いますが、結果としてはあまり思ったように出来ていないことがわかったのです。
「あ、CACHATTOね。知ってる。あのケータイで社内メール見るシステムでしょ?」
この言葉にどれだけガッカリしてしまうことでしょう。
何故にお情報伝達がうまくいっていないのでしょう。考えてみました。
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家電でも車でも、なんでもそうですよね。
とりあえず問題なく使えていたら新機能にはそれほど興味がなかったりします。
壊れたときや、よほど新機能が使いたいので無い限りあえて新しいものは見ないです。
特に法人用途においては、使い方での変化が嫌われます。新し物好きは一部です。
安定稼動をしているところには、あまり手を加えたくない心理もあります。
故に、メーカーからの情報伝達の材料があったとしても、それが目に留まらないわけです。
そこで、既存顧客を訪問して、最新環境でデモしながら今後のマイルストーンを
お話するということを進めています。すると言われるのが次の言葉です。
「CACHATTOって変わったのですね。うちのやりたいことに結構ハマっています」
それを聞いて嬉しいのですが内心複雑です。
「やはり伝わっていないなぁ…」
実際に訪問してお話するとますます危機感が高まったりしているわけです。
ITツールが進化しても、目の前でお話できることに大効果があるのが皮肉ですね。
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訪問も頑張りますが、情報はこまめに多面的に伝達する。それしかありません。
そういったことで、最近始めたのはCACHATTOブログでのシリーズものです。
『意外と知られていないCACHATTOの機能』
今のところ次のものを出しています。
意外と知られていないCACHATTOの機能(1)
「CACHATTO SecureBrowser(iPhone / iPad / Android) のタブ切り替え」
意外と知られていないCACHATTOの機能(2)
「他人スケジュールの閲覧」
自分たちにしてみればあまりにも当たり前になってしまっていること、
それでもマメに発信していくしかありません。
方やiPhone 5やiOS6などの地殻変動も起きている。それなので発信しましょう。
「iPhone 5、iOS 6」へのCACHATTOの対応はいつ頃になりますか?
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ふぅ。
このパンツ履きながら走っている感、いつまで続くのでしょうね。
ん、すでに履いたパンツが地層のようになっている!?