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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

「本気スイッチ」入っている?

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おはようございます。

今朝は大阪から発信!

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会社をやっていて、本当にすごいと思うことがあります。
それは、皆がそれぞれに自分ができるベストを尽くして貢献していること。
そして難問を次々と解決して前進していることなのです。

自分一人では到底できないことだらけです。
それが人の組み合わせでできるのだからある意味の奇跡です。
事業拡大に引っ張られて、この組織力がどんどん発現されていくのです。

簡単にいえば、個人がいかんなく力を発揮する。それが組織力を高める。
そして創り込んでいるサービスを通じて社会貢献をする。
これが少しずつ現実化できています。

以前は違いました。

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起業して間もない頃、思い出してみると自分には余裕がありました。
先日の「プライドから生じる自信」がたくさんあったのだと思います。

アメリカ留学に選ばれて、きつい2年間を通してMBAを取得して。
日本に戻っても粘ったプロジェクトが4年越しで成功します。
東レにビジネスプランも認めてもらった。サラリーマン歴14年の37歳。

天狗ですね。自分が起業をすれば、すぐに成功すると本気で思っていました。
そして、ビジネスの世界はそんなに甘くないということを実体験したのです。

起業して5年経ったところです。創業当初の大赤字解消の目処はありません。
思い通りにいかない。その実体験で創業メンバーの一部は去っていきました。
それまでも、全力でやっていたつもりでした。ところがうまくいかない。

でも残ってくれた数名がいる。その人たちには家族もいる。自分にも家族がいる。
作りかけの製品がある。応援してくれている人たちもまだいる。

何も残っていないと思っていた境遇がまだゼロではないことを実感したときでしょう。
自分の心のどこかでパチっと、「本気スイッチ」が入ったのだと思います。

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「本気スイッチ」はパワフルでした。自分が出来ること全てやるしかない。

そういう気持ちでいると物事は変わります。来る人たちのタイプも変わります。
いわゆる「本気スイッチ」に同調できる人たち。

もちろん、人のことは一筋縄ではいかないです。自分のコントロールも難しいです。
だからこの「本気スイッチ」をオフにしない。そう心がける。
毎日、自分を巻きなおして指差呼称する。

「スイッチよ~し!」

考えてみると自分の心の中も変質していました。

「プライドから生じる自信」から「使命感から染み出てくる自信」が芽生えてきたのです。

生命的なサバイバルに根ざした「本気スイッチ」。これが使命感の元なのかも知れませんね。
「本気スイッチ」が入っている「使命感」をもった仕事のしかた。

それがきっと少しずつ自分たちを変えているのかも知れません。

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