本当に近頃の若者は打たれ弱いのだろうか?
おはようございます。
早朝の道はしっとり濡れていました。車にはうっすら雪の痕跡。
横浜北部地方も昨夜は軽く降ったのでしょう。
今朝も高速バスを使ってしまいました。睡眠時間は6時間確保。人は楽な方に流れる。。
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「近頃の若者は打たれ弱いですね。
うまくいかないとすぐにあきらめてしまう。」
先日、あるパネルディスカッションでのある人のご意見でした。その方は、新卒の就職関連のサービスを営んでいるそうです。
その後の帰り道、手伝いに同行してくれていたKさんが言います。
「経験とともにだんだん打たれ強くなってきているだけで、
最初から打たれ強かったわけじゃないな、と思いました。」
言われてみて「確かに」と思いました。
良く言われるのですが、学生の段階ではあくまでもお金を払うのは学生側。つまり、学校からすれば学生はお客様なわけです。お客様に厳しく当たるのには限界があります。故に、学校から与えられる本当に厳しい体験というのは滅多に無い。
ところが、社会に出ればそれが逆転します。
「仕事」をアウトプットして、対価を会社や社会からいただく立場になります。つまりお客様の立場が逆転しています。いい加減なアプトプットを続けていたら次第に社会から無視されていくという世界です。自分の居場所が次第に無くなっていく。
ちゃんとしたアウトプットをしようとしたら、厳しいことも言われます。きつい体験もします。それらを何とか克服しながら生活を営んでいくのです。それが仕事をするということ。
要するに仕事という場を通じて、次第に打たれ強くなっていくわけです。最初から強いわけではない。
「近頃の若者は打たれ弱いですね。」という言葉は、程度の違いこそあれ、自分もそうだったということを忘れてしまっているから出るのでしょう。最初から打たれ強い人なんていないのです。
仕事という体験を通じて強くなっていくのです。どの段階でもそう。年をとってもそう。自分の成長を信じて、アウトプットを高めて行く。その意志が続けられれば大丈夫です。
どんどんと打たれ強くなっていく。そしてある時、図太い奴と言われたりする。 へ(^^;)