1+1が、4にも5にもなる職場で得する一つのシンプルな考え方
おはようございます。
冬至の朝。明日からまた日が長くなっていくと思うと妙に感慨深いものです。
地上が受ける太陽のエネルギーはこれから大きくなっていく。
つまり、次の春へとターンするのが今日なのですね。
今朝は、いい会社、いい職場になれるためのシンプルな考え方について。
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■いい会社の定義
「いい会社だね」と人から言われると嬉しいものです。
でも、『いい会社』って何なのでしょう。
世の中には様々な人がいて、様々な価値観があります。
それなので一概に『いい会社』の定義はしづらいと思います。
まずは、いい会社の要件を挙げてみましょう。
基本姿勢としては次のようなことでしょう。
・法を遵守する
・社会を良くする
・社会に貢献する
数字としての実績も大切です。
・利益が出る、利益率が高い
・成長する
・継続性や安定性がある
会社としてのメッセージもありますね。
・会社にビジョンがある
・経営陣に考えがある
・将来の方向性が見える
・価値のある事業をする
そして、社員への還元。
・給与が標準以上
・利益が社内に還元される
・福利厚生が充実している
あとは文化的なものでしょうか。
・柔軟である
・安定している
・フェアである
・不公平感が少ない
・嘘がない
・風通しがいい
・不正が少ない
・節度がある
・ルールを順守する
・明るい
・一人ひとりが貢献している実感をもつ
もちろん社会的ステータスもあるのでしょうね。
・有名
・規模が大きい
・誇りに思える
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■中にいる人たちがいい会社と感じるには
大会社に入ろうと、小さな会社に入ろうと、たいていは5~30人の、
深いかかわりをする人たちで構成されていきます。いわゆる職場ですね。
そして会社体験というのは、属する職場によって大きく変わってきます。
つまり中にいる人が『いい会社』と感じるのは『いい職場』に属したときなのです。
では『いい職場』に属するにはどうしたらいいのでしょう。
それには、一つのシンプルな考え方に気づいて徹底すればいいのです。
人の『能力』には換えが効きます。
よほどの特殊能力でない限り、どこかに相応の能力を持つ人はいるものです。
その能力が足りないのであれば、どこかからか持ってくればいいわけです。
人事ローテーションの考え方はそこに根ざしています。
ところが、職場の力には人の能力の総和ではない別な要素が働いているのです。
1+1で2に満たないことや、4にも5にもなることってあります。
偶然とはいえ、何かを成し遂げようと職場に集まったメンバーたちです。
チームの総力が個々の総和よりも小さく出てしまってはもったいないです。
ではなぜ、1+1で2に満たないことがあるのでしょう。
それは、人の『存在』には換えが効かない、というシンプルな考え方を、
多くの場合見落としているからです。
1+1が4にも5にもなる職場には人の『存在』の認め合いがあるのです。
人の『存在』に換えが効く、と皆が思っている職場では信頼感が醸成されません。
信頼感が醸成されていない職場では個人の能力の総和が全体の総和よりも下がります。
人の『存在』には換えが効かない、と皆が思っている職場では人を見捨てません。
なんとか、その人に力を発揮してもらいたいと、あれこれ工夫したりするものです。
そこにはお互いの信頼が発生します。
当然のことながら、人にはそれぞれ不安定や個性があります。
それぞれに好き嫌いもあるものです。
それでも、その人たちの『存在』は全て、あくまでも肯定するのです。
例えば、靴ずれができたときには足をかばいますよね。
駅までの到達時間が余計にかかろうとも、何とか工夫して歩く。
その靴ずれができた足の『存在』に文句を言っても仕方がないわけです。
適切な処置をして早く治ってもらうしかない。
『存在』を認め合ったチームは必ず強くなれます。信頼感が総力を効果的に高めます。
それが『いい職場』、そしてついには『いい会社』へと変質するのです。
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■でも自分の『存在』が認めてもらえない…
「でも、自分の存在が認めてもらえない…」とお悩みですか?
そう。それは「まず自分から」です。
自分から相手を認めることからスタートするしかありません。そういう順番です。
人の『存在』には換えが効かないのです。
だから、『存在』することを前提に徹底的に工夫を考えればいいのです。
シンプルな考え方だと思いませんか? 是非実践してみてください。