「気」場所に染み付くオーラ
★目に見えないものというものはあります。それを感じるのも不思議です。
【朝メール】20090225より__
===ほぼ毎朝エッセー===
□□旧東海道
2年ほど前、自宅から駅に行くときに旧東海道を通るようにしました。細い道で若干遠回りなのかその道を通勤路に使っている人は少ないです。ただ、そこに江戸時代の大名行列やら、もしかしたら明治維新の頃の坂本竜馬や西郷隆盛らなどの有名人達が一生懸命歩いていたと思うと、これまた妙な元気がもらえるような気がするのです。
沖縄では道がT字で行き止まるところに神様が置いてありました。道を様々なものが通るので、その行き止まりに何かが必要だという考え方をしているのですね。この旧東海道も毎日歩いていると、そこに歴史的な往来が多数あった、なんとなく、不思議なシミのようなものを感じたりします。
目には見えないけど、そこに何かがある、こういった感覚はありますね。例えば事務所などにもオーラが染み付いてくるのではないでしょうか。ここでも、真面目に頭を使い、エネルギーを注ぎ込む人たちが頑張っていると、時間とともにそんなシミが付いてきているように思えます。
こういったものの積み重なりが「気」なのでしょうね。雰囲気とかその場の空気とか、さまざまな見えないシミが残っているように感じしまいます。もちろん、それは背景を知っているからそう思うという要素も多いのでしょうが、きっと突然たずねてきた人は、漠然と、そういった「気」で、その会社の良し悪しを判断することもあるのかも知れません。
★大企業の役員室フロアーとか、活発に使われている会議室とか、明らかに「気」を感じます。そういう意味では、理想組織が存在しているオフィスにもきっとある種のオーラが染み付いてくるのだと思います。