あなたが『自分らしく』あるために
皆さま、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
2024年の最初は「セルフコンパッション(自分への思いやり」をテーマに書きたいと思います。
組織開発や人材開発に携わっていると、折にふれ、優しさにあふれた、心あたたまる手紙やメッセージをいただくことがあります。「手紙」や「寄せ書き」は宝物ボックスに入れ、「メール」や「メッセージ」は画像として大切に保存しています。特に年末は、ご自身の働き方を振り返る方も多いので、ご自身の1年の振り返りとともに送ってくださいます。
組織開発や人材育成で実践していることを紹介するために、ご本人の承諾をとり、その一部を過去のブログで紹介していたりもします。
『椎野のジグソーパズル理論』で実現する「心理的安全性」と「チームビルディング」:椎野磨美の観察日記 ~感性と審美眼を磨こう~:オルタナティブ・ブログ (itmedia.co.jp)
そして、2023年12月31日。1通のメッセージが届きました。
■自分を信じるチカラに変えていく
メッセージには、彼女と初めて1on1をした時のエピソード(非公開)や自身の変化に対する所感が綴られていました。彼女自身が感じられているように、周りの人たちも彼女の大きな変化を感じているのは、自己評価=他者評価の状態になっているからだと思います。
『事実』に基づく成果は、健全な自信(自分を信じるチカラ)につながるので、積極的に伝えるようにしています。うまくいったことも、改善してほしいことも、『事実』に基づいて伝えるようにしています。このような対話を繰り返すと、自己評価=他者評価の状態がつくられ、自分の得意と苦手を意識できるようになります。
過大評価でもなく、過小評価でもなく、チームの中で自分の強みをどう生かすのかを一緒に考えてきたので、彼女自身の言葉で綴られていたことが何よりも嬉しいです。
■セルフコンパッション(自分への思いやり)
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自分のことを大切にする
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ありのままの自分を受け入れる
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評価や価値観の基準を他人ではなく自分にする
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理想の自分を思い描いてみる
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できないことや苦手なことは他人に頼る
メッセージをくれた○○さんへ
貴女に伝えてきたのは「他者の考えや気持ちを優先することが、必ずしも最善の結果にはつながらない」「他者への思いやりと同じように、自分への思いやりをもってほしい」ということでしたね。
いつの間にか「○○さんは、どうしたいの?」と訊かなくなったのは、「私は○○したいです。そのためには、○○さんの○○の支援が必要だと考えています」と言ってくれるようになったから。
年齢や性別といったバイアスに縛られることなく、より自分らしくあるために。より楽しく働くために。
これからも、セルフコンパッション(自分への思いやり)を大切にしてくださいね。
『数値化できる能力』 と 『数値化できない能力』:椎野磨美の観察日記 ~感性と審美眼を磨こう~:オルタナティブ・ブログ (itmedia.co.jp)