機会を自らのチカラに変えていく ~武蔵野EMCの学びの本質~
皆さんの2023年は、どのような1年だったでしょうか?2023年も残すところあと3時間ほどになりました。
私自身の2023年は、『新しい働き方』をスタートし、たくさんの「初めて」を経験した1年でした。たくさんの「初めて」に出会う「楽しさ」と「戸惑い」を感じながら、あっという間に2023年の大晦日を迎えています。
2023年の締め括りは「機会を自らのチカラに変えていく」をテーマに書きたいと思います。
■『機会』をつかむために必要なこと
2022~2023年、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)で、学生の方々に向けて、EQ(感情知性)について話す機会に恵まれました。「EQを学生の方々に紹介できる」「学生の方々とEQについて意見交換ができる」とても貴重な機会は、武蔵野EMCで教官をされている篠田真貴子さんのお声掛けによるものでした。(篠田さん、いつも素晴らしい機会をありがとうございます!)
1回目の講座は、苫小牧ワーケーションプログラム中に訪れた「ノーザンファーム」からのオンラインとなり、期せずして、ワーケーションの先駆者としての「働き方」を学生の皆さんにご紹介する機会にもなりました。
北海道苫小牧市+苫小牧高専の取り組みが教えてくれたこと:椎野磨美の観察日記 ~感性と審美眼を磨こう~:オルタナティブ・ブログ (itmedia.co.jp)
「機会を自らのチカラに変えていく」最初の一歩は、その「機会」をどのようにつかむのか?にあります。複業やワーケーション&ブレジャーを名前のない時代から実践してきたユニークなキャリアを歩んでいるせいか、皆さんから「機会」について、どのように考えているか?質問されることも少なくありません。
私が「機会」について話すとき「同じ日時に複数のコトが重なってしまったら、あなたはどのような選択をしますか?」と問いかけるようにしています。それは、ヒトによって「価値観」や「判断基準」が異なるからです。たとえば、「先に約束していた方を選ぶ」「自分のスキルやキャリアに役立ちそうな方を選ぶ」「より面白そうな方を選ぶ」など、判断基準はヒトによってさまざまです。「機会」を逃さないためには、自分の「判断基準」を言語化(できれば共有)し、判断に迷わない状態にしておくことが大切だと考えています。
私の場合、「機会の希少性」が判断基準です。判断基準がわかるエピソードを写真とともに紹介したいと思います。
写真教室の合宿に参加した時、人数の関係で、誰かが「撮影する側」から「漁師さんと網を引く側」に回る必要がありました。「撮影スキルを磨く」という合宿の目的を考えれば、撮影側の船に乗る判断になりますが、誰よりも早く「漁師さんと網を引く側」に回ったのは、動いている被写体を撮る機会よりも、漁師さんと一緒に漁をする方が機会として「希少」と考えたからです。
私にとっては、希少な「機会」を楽しむことが人生に彩りを与えてくれることであり、これからも大切にしていきたい判断基準です。(私の機会の掴み方を「棚ぼた理論」と命名してくださった岡島悦子さんと奥田浩美さんとのエピソードはまたの機会に書きたいと思います。)
■『機会』を自らのチカラに変えていく
「本日はありがとうございました!懇親会では相談にのっていただきとても意味のある時間になりました。また自分の事業についてアウトプットできるようになったら相談させてください!」
これは、武蔵野EMCの学生の方から送られてきたメッセージのひとつです。武蔵野EMCの学生の方々は、行動を起こさない限り、いくら悩んでも絶対に問題は解決されないことを知っている、インプットしたことをアウトプットすることで「機会を自らのチカラに変えていく」実践者。
これは、武蔵野EMCの学びが『仕事を楽しむ大人たち』によって「FREE FLAT FUN」が体現されているからです。
ゲスト講師として参加させていただいた『仕事を楽しむ大人』の一人として、2024年も無邪気な冒険家でありたいと思います。そして、学生の方々と関われる機会の希少性を大切にしていきたいと思います。
武蔵野大学アントレプレナーシップ学部
「実践重視のカリキュラム、現役実務家教員による伴走、そして多くの起業家たちや仲間たちとの対話を通じてアントレプレナーシップを育み、未来へ力強く踏み出していくことを目指す」(武蔵野EMCのHPより引用)