Thunderbolt Networking
Thunderboltに関しては、完全に期待はずれというか、いっこうに普及する気配がありませんでした。
せいぜいMacで細々と利用されている感じで、対応製品としては、ストレージかあるいは最近では4Kディスプレイへの対応などが散見される程度でした。
一応Intelが主導しているテクノロジーなのでApple製品だけでなくWindowsマシンへの導入もあっても良さそうでしたが、そもそもThunderboltをサポートしたハードウェア、マザーボードや拡張カードが皆無に近い状態でした。(一部のハイエンドマザーボードや海外では提供しているが、日本では販売を見合わせているケースなど)
そもそも一般的に利用機会が限定されていたわけなので普及しないのはある意味当たり前ですが、私個人としては多いに期待していた部分があります。
それはThunderboltの10GBの帯域を使ったネットワーキングに使うことで、もっと具体的にいうとPCとFreeNasのストレージサーバーの接続を高速にしたいということです。
それには素直に10GB Ethernetを使うのがまずオプションですが、NICカードの価格が全然価格さがりません。
個人で使うには10GB Ethernetは現状完全にオーバースペックなのでしょう。
そうこうする内にMac OS 10.9からTCP/IP over Thunderboltがサポートされるようになりましたが、自作マシンでMac OSは使えないので、あきらめていました。
(実際にはMac OS X86というプロジェクトがあり、技術的には普通のPCにMac OSがインストールできるのですが、Apple社はそれを当然認めていないので)
今回の発表でやっと具体的使い道が出てきたと思うので、Thunderbolt対応のマザーボードや拡張カードが発表されるのではないかと期待しています。