アジャイルやDevOpsになじまない日本のSIプロジェクト
発注者の力量が試される--アジャイル開発の拡大とプロジェクトテスト変革
時代はアジャイルからDevOpsに変化しつつあるということだと思いますが、相変わらず日本のSI案件は旧態依然として変化してないというか変化できないと言ったほうが良いかもしれません。
私も過去に同じように感じることがありました。
あるお客様がお使いの技術がかなり古いもので、我々としてはその後継となる新しい技術で置き換えることを前々から勧めていたのですが、残念ながらそのためには手作業でかなりのコードを書き換える必要がありました。
なかなか担当の方も踏ん切りがつかない様子でしたが、これではらちがあかないと思い、通常はオファーしないことですが、私の方で移行作業を行う提案を行いました。
そしてやっとその提案が受け入れられ、移行作業を行いました。
その後紆余曲折がありそれなりに苦労はしましたが、自分的にはかなりうまく移行できたとおもいました。
そしてテストはさすがに私としては業務知識がないので何が正しいのかテストはできないということで、テストだけはお願いしますと依頼したのですが、テスト要員をアサインするためにこれこれの費用が掛かるという計算
により結局コストに見合わないという結論になってしまい、私の膨大な労力が水の泡と化してしまいました。
これも結局全てのテストが手作業で行われているということに起因するわけです。
この経験をもとにインターシステムズの製品が持っている自動テストのフレームワークの啓蒙に余念がないわけですが、なかなか浸透していないという現実があります。
最初に自動テストを設計して、実装する手間を中々割り当てることが難しい状況が続いています。
そろそろいいかげん変わらなければと思いながら、いたずらに時間だけが進んでいるようです。