SAPとMSの提携
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今までの常識で考えれば、SAPのHANAはMSのSQL Serverと競合なので、他部分での提携はありえても、DB部分ではありえないと思っていたので、この協業にはすこしびっくりしました。
しかし冷静に考えれば、クラウドでの競争力強化のために有力なアプリケーションをAzureに乗せるというインフラ戦略の一環と考えられなくもありません。
一方Office365との連携は、SAPのソリューションに対する生産性向上ツールの提供による逆方向から(ユーザーインタフェース、ユーザーエクスペリエンス)のシナジーを狙ったものといえそうです。
そう考えると、そこそこ戦略的な提携とも言えそうですが、SAPはAppleとも接近していたりして中々業界の中の勢力図は複雑です。
そういえば、SAPは一時期HP(HPE)との合併といううわさも流れていましたが、この話は完全に立ち消えになったのでしょうか?
HPEはサービス部門も切り離したので、益々合併しやすくなったような気がしています。
一方でOracleはこういう状況でどんなことを考えているのか興味深いところです。
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