Bluetooth apt-xコーデック
PCにヘッドフォンをつなぐ際にBluetoothを使うことは過去にトライしましたが、音ずれの問題がなかなか解消せずに断念していた経由があります。
その後、TDKのKleerテクノロジーを使ったヘッドフォンを使用してきました。
これは確かに音質はBluetoothによるヘッドフォン接続に比べて圧倒的に改善され、音飛び等も皆無です。
しかし、ヘッドフォンとしての使い勝手というかいくつか問題がありました。
一つは、これが最大の問題ですが、長時間使用すると耳というか頭全体が痛くなる点です。
要するに締め付けが強すぎるということです。
次にヘッドフォン本体と受信器両方に電池を装着する必要があって、充電池を使うにしても定期的に交換するのが面倒であること
そして省電力のためか使わない時間があると電源が切れてしまい、再開のためにはヘッドフォンと受信器両方の電源ボタンを押さなければならない点です。
締め付けが強すぎるため、ヘッドフォンの幅を最大に調節することがいわば癖のようになり、随時引っ張るような操作を行ってきました。
そうしている内にある時、引っ張りすぎたのかストッパのようなものがはずれてしまい、中の配線がむき出し状態となってしまいました。
それでもしばらくはその状態で使用しつづけてきましたが、だんだんその配線が摩耗してきて断線寸前の状態となりました。
そこでそろそろ交換かともおもいましたが、前述のように不満もあるため新しく同じものを購入する気にはなれず、ほかの手段を検討することにしました。
時代も少し過ぎてBluetoothに関する状況も少し変わってきました。
Bluetooth対応のヘッドフォンだけでなくスピーカーも増えてきたし、なによりもBoseまでもがBluetooth対応のヘッドフォンをリリースし始めた状況を見るとBluetoothもやっと市民権を得つつあるような気がしてきました。
しかしながらBluetooth接続のなんともいえないくぐもった音およびPC接続での音飛び、遅延は許容できないなという感じでしたが、新たにapt-xコーデックというのがあってそれを使えば、音飛び、遅延、音質は大幅に改善されるという情報を得ました。
それでapt-xに対応したBluetooth対応のヘッドフォンを調べるとCreativeのヘッドフォンが対応していることがわかりました。
そしてUSBのBluetoothアダプタはapt-xが現在ではcsrがその技術を買収したのでcsrのチップを使ったアダプタであればどれでもよいのかと思いました。
実際Bluetooth USBアダプタはcsrが圧倒的なシェアを占めているので、それこそどれでもよさそうでしたが、実際はやはりちゃんとサポートしている旨を明記しているUSBアダプタでなければならないようでした。
それでちゃんとサポートが明記されているUSBアダプタを購入して接続しました。
確かに音質は通常のBluetooth接続に比べて圧倒的にクリアでKleerテクノロジと比較しても遜色ない出来です。
しかし、遅延に関してはしばらくするとやはり発生する状態でした。
ネットで調べてみるとこれは既知の現象で解決策はCreative社が販売している専用のUSBアダプタを使うということでした。
このアダプタは通常のアダプタの2倍程度の値段で販売されており、価格には納得がいきませんでしたが、ここまで来たら購入以外の選択肢はありません。
それで結論は遅延も解決です。
apt-xはかなり良いという評価です。