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B-CASの意義

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最近また地デジの映像をコピーフリーにするチューナが出回っているだとかスカパーの有料放送をB-CASカードを改造することにより無料で視聴する方法がネットに出回っているとのことです。

著作権に関する意見をこういう場で表明するのはあまり適切ではないかもしれませんが、

有料放送に関してB-CASの意義を若干認めるにしてもなぜ無料放送の地デジ放送までこういうがんじがらめのコピープロテクト施策を行うのか理解に苦しみます。

この方法はテレビ放送という視聴の手段ありきで制度設計されたように思います。

ちょっと考えれば、インターネットの発展とともに動画の視聴スタイルが変化していき、電波による放送だけがコンテンツの配信手段ではなくなるというのは誰でもが想像できたはずですが、普通の常識的判断が全くされなかったのでしょう。

そう考えれば、むやみやたらと放送経由で流れたデータソースを外部に簡単にもっていけないような技術的制約に力を注ぐよりもむしろ視聴機会が増えることを利用して新たな広告費を稼ぐといったモデルが可能だったのではないかと思ったりします。

前回DLNAの設定の話をしましたが、地デジのこういうコピープロテクトがなければ、ずっと簡単にDLNA接続できるはずです。

PCに関しては有料のソフトでDTCP-IP対応が可能でしたが、iPadではDTCP-IPに対応したDLNAクライアントソフトは見つけることができませんでした。

私の場合は、ITでめしを食っている人間なのでネットでいろいろと調べて何とか解決策を見つけますが、一般の消費者にはDTCP-IPあたりの事情を理解して問題解決するのは結構難しいのではないかと思います。

B-CASの存続に関していろいろ議論があるという話も聞きますが、私個人としては無用の長物のような気がしてなりません。

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