Sony Reader購入
2010年は、電子書籍元年ということで、iPadを筆頭に年末にかけて、いくつかの電子ブックリーダーが発売されました。
iPadは、本を読むためだけには、大きすぎるし、またしばらくすると、バージョン2もでることだろうと予測し、今回の選択肢からははずし、それ以外の選択肢を考えてみました。
ネーミングが気に入らないのと、個人的なくだらない理由で、シャープ製のものは、よっぽど良くなければ買わないことにしているので、候補からはずれ、値段も手頃ということでSony製のReaderを購入することにしました。
サイズは、ポケットエディションはあまりに小さいと感じたので、タッチエディションにしました。
ソニーは、ポケットエディションの方が売れると考えていたようですが、ふたを開けてみたら、タッチエディションの方が人気が高かったようで、どこの量販店でもポケットエディションは、即購入可能でしたが、タッチエディションは予約要でした。
色にはあまりこだわりがなく、どうせカバーをかけるので、そこで、最も人気のなさそうな?赤(ピンク)を予約しました。
そうすると、3日くらいで入荷しました。 推測が当たったのか、全体的にそれほどの需要と供給のアンバランスでもなかったのか定かではありませんが、予想よりは早く手に入れることができました。
次はコンテンツをどうするかですが、とりあえず手持ちの本を電子化することにしました。
いわゆる自炊というやつですが、自分で行う気はさらさらなく、専門業者にお願いすることにしました。
注文単位は、25冊以上という縛りがありました。
そこで、段ボール一箱を目安に50冊程度をまず注文してみました。
しかし、需要が伸びているようで、納期が2週間以上かかるということで、結局12月27日に納品となりました。
それまでの間、試しに当社製品のマニュアルPDFを読み込んでみることにしました。
価格サイトの口コミ情報によると、付属の管理ソフトの出来が悪く、一定以上のファイルを読み込むと極端に遅くなるとのことでした。
その情報によると、フリーのソフト(calibre)の方がよっぽど快適とのことでしたので、そちらをメインで使うことにしました。
ここで、昔のウォークマンの管理ソフトのあまりの出来の悪さを思い出し、学習していないなと思いました。
(最近のバージョンは大分ましになりましたので、時間が解決してくれるとは思います。)
製品マニュアルはA4サイズを前提に作ってあるので、そのままPDFで取り込むと文字がかなり小さくなり、ほとんど読むことができません。
考えてみれば当たり前ですが、このReaderに文字を大きくする機能あるのですが、PDFにはそれは使うことができません。
(PDFは文字サイズが固定なので)
そこで、そのフリーソフトには、PDFをEPUBに変換する機能があったので、それで変換してみて読み込むことにしました。
そうすると、確かに文字サイズが変更することができ、識別できるサイズの文字で読むことができるようになりました。
続いて、やっと納品されたので、いくつかの納品されたPDFファイルを取り込んでみました。
こちらは本のサイズ的には、文庫本、単行本中心なので、そのままでも大丈夫ではないかと想定していました。
ですが、PDFをそのまま読むと、文字がどうもはっきり表示されません。
そこで、同じようにPDFをEPUBに変換してみました。
EPUBにすると容量も約5分の1くらいになりましたが、表示させてみると、PDFよりは明らかにくっきりと文字が見えるようになりました。
しかし、残念ながら、自炊したファイルは、文字をフォントで保持しているわけではなく、イメージとして持っているようなので、EPUBにするメリットである、文字の大きさを変える機能を使うことはできません。
ですので、元々の本のサイズが大きければ、字がその分、小さくなり読みにくくなります。
また、イメージでデータを保持している関係なのか、最初の読み込みに非常に時間がかかります。
(ページ数が全体で2、3ページと表示されるので、巨大な1ページの読み込みという感じです。)
プレインストールされているお試し本の場合には、そういうこともないので、自炊本特有の現象のようです。
ということで、このリーダーは、自炊のことはあまり念頭においていないようですが、現状のブックストアの品揃えをみる限りは、まだまだなので、もう少し考えてくれてもよかったかなと思います。
ですが、電子ペーパーは、確かに読みやすく、目も疲れません。
ページをめくるときに一瞬反転するのが違和感がありましたが、慣れればOKです。
ただ、全体的にパフォーマンス的には見るものがなく、どうも動作に機敏さがありません。
将来のバージョン3くらいに期待という所でしょうか?
まあ、読み始めるとページめくり等のレスポンスには問題がないと思います。
とりあえず、所有している紙の本はおいおい電子化していくつもりです。