WIndows 7 RTM版インストール
MSDNに加入している特典を生かして、Windows 7 RTMのテストインストールを行いました。
Vistaが導入されているマシンを使って、アップグレードを試みました。
ところが、システムディスクの容量が足らないということでアップグレードできない旨のメッセージがでました。 アップグレードには15GB程度(正確な値は忘れました)必要な所、10GB程度しか領域がない状態でした。
システムディスクには、32GBのSSDを使っていて、容量も少ないので、システム領域には、基本的に必要なものしか置いていないはずにも関わらず、(ページファイルや休止用のファイル等も削除)何故こんなに容量を消費しているのか、調べてみました。
すると、Windowsディレクトリー配下のwinsxsというディレクトリーが10GBくらいの領域を消費していました。
中身を見てみると、Windowsアップデート関連のファイルのように見えました。
必要なさそうなので、一瞬全部削除しようと思いましたが、この容量の巨大さには何かわけがあるかもしれないと思って、ネットで調べてみると、いろいろでできました。
結論は、ここのファイルを消してはだめということでした。
このディレクトリーは、DLLの競合問題(DLL Hellと言われる問題)に対処するために考えられたものだということです。
それで、この領域、実際には、数百メガくらいしか容量を使っていないらしいですが、ここからハードリンクされるファイルの容量が2重、3重、多重にカウントされているようで、要するにWindowsアップデートを重ねるたびに容量がどんどん肥大化するとのことでした。
マイクロソフトの見解は、実際にそんなに容量を占めているわけではないので、心配しないでとのことで、この容量過大表示の問題を対処する予定はないようです。
それだったら、Windowsのインストーラもそこのところ考慮して、この余計な容量を差し引いて残り容量をカウントしてほしいものだと思いましたが、そんな文句を言っても問題は解決しません。
しかたなく、余っている400GBのハードディスクにそのSSDの内容をイメージコピーし、そのハードディスクでブートしてWindows 7アップグレードを行いました。
アップグレードは、時間は結構かかりましたが(1時間強)、特に大きな問題もなく無事終了しました。
互換性レポートでグラフィックボードのユーティリティ、iTunes, ToshibaのBluetoothスタックなどに問題があると指摘されました。
しかしiTunesは、実行してみたところ、特に問題なく動作しているように見えます。
確かにBluetoothのスタックは動作しなくなりましたが、これを削除して標準のBluetoothスタックに置き換えたところ、問題なく動作しました。
そして、容量を確認すると、13GB強というところで、例のwinsxsの容量も4GB程度に圧縮されていました。
そして、最後にそのハードディスクのイメージコピーを作成し、大元のSSDにリストアして、SSDからブートするようにBIOS設定を変更し、無事アップグレードは完了しました。
やはり、Windows 7は、Vistaに比べて体感的にかなり良好なレスポンスです。