本質を見抜く力
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養老孟司氏の話は、目からうろこというケースが多いですが、この本も色々と示唆に富むものでした。
なかでも一番の目からうろこは、
日本の文化は、縮み志向で、何でも小さくすることが好きという理由を説明しているくだりがあります。
それは、日本人が馬車に乗らずに歩いてどこでもいったので、荷物をいかに小さくするかに苦心したという説です。
本当かどうかはわかりませんが、妙に納得できる説明でした。
その結果として、携帯電話を小さくするのが得意だったり、コンピュータのスクリーンにこれでもかというぐらいに情報を詰め込んだり(帳票の罫線も同じ流れで説明できそうです。)、何でそこまでするのか日本人以外に説明するのは非常に難しいです。
これが海外製のソフトウェアが目に見えるインタフェースの部分で少し大味に感じられるひとつの要因になっているような気がします。
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