化粧する脳
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まさか本当に化粧の話とは思いませんでしたが、実際の化粧という行為が、脳にどういう影響を及ぼすかというテーマを論じた本です。
こういう研究テーマをまじめに掘り下げることを許可したカネボウという会社も懐が深いなあと思いました。(確かカネボウ化粧品は、花王が引き取ったと思いますが、この研究は、そこで継続しているのでしょうか?)
いみじくも茂木氏も述べられているように、私も"なぜ、女性は出かける準備にそんなに時間がかかるのだろう。 男性からすると、誰もそんなに細かいところまでは熱心に見やしないのに"と考える方ですが、これが考えが浅いということですね。
詳細は、本を読んでもらうとして、女性は、化粧という行為を通して、自分を客観視する訓練が出来ていて、その結果として、他者とのかかわりに関して、より深い理解ができているということなのかなと思いました。(本にはこんな単純なまとめは書いてませんが。)
正直なところ、観念的には、理解できても、感覚的には理解できませんでした。
しかし、確かに男性でも常時化粧をする人々は、他者とのかかわりに関して、女性並に一般男性よりも深く理解しているような感じはします。
かといって化粧する自分は想像できませんので、これは私にとって、永遠に(真の意味で)理解できないテーマかなと思いました。
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