日本のIT業界の生産性
»
日頃から感じていることを見事に表現しているブログ発見です。
http://japan.cnet.com/blog/kenn/2007/11/09/entry_25001425/
極端に例えてみれば、個々の顧客毎に自動車を設計して、生産している様なものがIT業界では、当たり前の様に行われているということですよね。
私はIT業界結構長いのですが、(ゆうに20年超えています。) この業界入る時から、これからは、パッケージソフトの時代だと言われていましたが、未だにカスタムアプリケーションがはびこっている現実を見ると進歩していないなあと感じます。
中には、パッケージと称しながら、個々のユーザ毎に仕様が大きく異なるという代物もいくつか見たことがあります。
『エンドユーザの要望に極め細かく対応しています。』
これだけ聞くとすばらしい対応の様に感じますが、結果として収拾のつかなくなったパッケージソフトもたくさんあることでしょう。
やっかいなのは、最初は、たいしたことないと思うのですが、これがじわじわと効いてくる点です。
SI会社もこんなことは、重々承知で、いろいろともがき苦しみ、中には光明を見出している会社もあるかもしれませんが、全体として捉えると、そう大きな変化は期待できそうもありません。
ソフトウェアを使う立場の人への(ソフト開発は、見た目ほど簡単ではないという)啓蒙がもっと必要ということなのかもしれません。
これは、SI業界だけの話ではなく、どの業界でも多かれ少なかれある話なのかもしれません。
あるいは、結局日本人は、欧米人と同じ様にできないと開き直るという手もあるかも。
SpecialPR