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海外ソフトウェアの日本市場対応

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前回のテーマとほぼ同じ内容を引き続き。

どこで読んだかは忘れましたが、日本CAの社長が同じ様な話をされていました。

日本の商習慣や日本人の感性に合った製品でなければ、売れないが、その日本からの要求を本社の開発部門がなかなか理解してくれない。何十回とテレカンを繰り返してもラチが明かない。 最後の手段としてその開発の人間にお客様の現場に行ってもらって、状況を見てもらって、初めて要求を理解してもらえることが良くあるという様な内容でした。(と大雑把に言えば、こういう内容だったと思いますが、細かい部分では実際と違う部分があると思いますので悪しからず。)

これは、私が常日頃感じていることと一緒で、共感する部分が多々ありますが、一方で日本のお客様の要求を全て通すことが本当に良いことか疑問に思うことがあるのも事実です。

文化の違い、商習慣の違い、IT技術の発展の仕方の違いなどから違うものが要求される要因はたくさんあります。

しかし、日本の方が進んでいる部分もありますが、全体で考えれば、欧米から学ぶ部分がITに関してはまだまだたくさんあります。

さらに人口減が進む日本は、海外に活路を求めざるを得ず、その時には、逆に日本流を押し通すことはできず、ある意味世界に合わせていかざるを得ないはずです。

そうして、日本も変わる必要がでてくると、今こんな要求をしているけれども、あと何年かするとそんな要求意味なくなるかもというケースが結構あるんじゃないかと思ったりします。(時代の波が少し遅れてくるということが過去にも何度かありました。)

もっとも目先の商売のことを考えると、背に腹は変えられずといったことも十分ありえる話ですが。。。

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