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週末の過ごし方から読み解くオーストラリアと日本の違い

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日本に来てから週末に子供の習い事(主にクラブのサッカーですが)が多く家族4人で過ごすことがだいぶ少なくなってきています。最近の週末のお出かけは買出しと外食だけということも少なくありません。

シドニーでは木曜日が Shopping day でショッピングセンターが夜の9時までオープンしているので(日本では当たり前ですが)、仕事を早く終わらせて家族でショッピングセンターに行き遊んだものです。オーストラリアでは「週払い(木曜払い)」の仕事もまだ多く、お店としてはお客の懐が暖かいうちに買い物をしてもらう為にこのような習慣があるんだと思います。

また、食料品などの買出しは一週間分まとめてというのが普通なのでカートに溢れんばかりのコカコーラ、ジュース、パンなどを信じられないぐらい大量に買い込みます。かくいう私達も同じように買い込みをしていたので、冷蔵庫は日本の2倍ぐらいのサイズがないと入りきらない有様でした。

このような環境の違いが「こまめに安売りを探して買い物をする日本人」と「必要なものを一度にまとめて買ってしまうオーストラリア人」の性格の違いを生み出しているのかもしれません。

もちろん生活の違いはそれだけではなく、電車やバスに関しての感覚も違います。オーストラリアではバスも電車もほとんど時間通りには来ないという暗黙の了解のようなものがあります。

その為、電車が少しぐらい遅れても No worries (問題ないさ)という感じで、仕事に遅れても私のせいではなく電車のせいだからと言うような感じでとらえる人が多いです。ある意味、現実主義であり(遅れたものを騒いでも仕方がないという)と同時に楽観主義(自然の流れに逆らわない)であるように感じます。

もう一つ、日本とオーストラリアで感じる大きな違いは週末の過ごし方です。4月19日の日曜に東京ディズニーランド(20分ぐらいで行けます)に行きました。ディズニーランドの混雑予想では比較的空いているということだったので行きました。確かにすいてはいましたが朝一番に行ったビックサンダー・マウンテンで既に90分待ちという状態でした。娘が怖がって「乗らない」と言い始めたので、息子と私の2人で長い列に並び、90分を我慢することになりました。そこで気がついたのは多くの子供達は待ってる間に任天堂3DSなどのゲームをしているということでした(私の息子も30分ぐらいしていましたが)。親は子供に楽しんでもらおうと思って連れてきているのだから、もう少し親に感謝をして、積極的に会話をしてくれても良いのではないかと勝手に思いました。

一方、オーストラリア時代の週末はほとんど家族で公園に行きます。公園といっても日本の公園のようなイメージではなく National park や海がそばにあるような公園です。そこで他の家族と集まって BBQ (バーベキュー) などをやります。子供達は遊具やサッカーなで勝手に遊んでくれるので、親達は楽しく話をしながら食事をするということができます。そのため、家族同士の交流も頻繁で誕生日会では50人ぐらい集まります。このような何気ない週末の過ごし方が家族や友達同士の絆を強めるのだと思います。

また日本ほど目立った反抗期がないのも子供と一緒に過ごす時間を多く持っているため、親も子供の変化などを直ぐに感じる事ができるし、子供も親に対して物事を打ち明けやすいという環境を育てているからなのではないかと思っています。

ただし、日本にはディズニーランドを含めた様々な子供の興味を引くテーマパークがあるということはまた良いことなので、週末を過ごすときに上手にバランスをとりながら家族の絆を深めていけるかを考えていきたいですね。

最後に運よくエレクトリカル・パレードが最前列で見えたのでその写真を掲載するので楽しんでください!

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