成功する考え方シリーズ vol 13 川内 和子氏
今回は2012-2013年に日本全国の140以上の Toastmasters クラブを統括し、更に翌年から東アジア6カ国のマーケティングやオペレションのアドバイザーとしてグローバルな活躍をされている川内さんとのインタビューを皆さんとシェアしたいと思います!
- フライトアテンダントとしての経験
最年少でアメリカの国際航空会社のフライトアテンダントとして採用され、国際路線で仕事をしたことで視野がグーンと広がりました。今でも覚えているのは我々の一番大事な仕事は「お客様の安全を守る」という事です。6ヵ月のトレーニングでもお客様にお食事を楽しんでもらうなどは付加価値であり、本当に安全第一を教え込まれました。救命胴衣のつけ方の説明や非常時の行動などの練習は何度も繰り返しやりました。その中には「泳ぐ練習」もありました。
- アメリカでの生活
国際線のフライトアテンダントの仕事をしている間はアメリカで生活をしていました。ただ、国際線ではヨーロッパ、アジアなどを通ってアメリカに戻ってくるには10日間ぐらいかかります。戻ってきた時にはくたくたで丸1日は寝て過ごしました。2日目からやっとショッピングなどを楽しめるという状態でしたが、世界中を見たいという思いが強かったので疲れはそれほど気になりませんでした。
- ネイティブの中で英語を学ぶ
語学を学ぶためには真似ることがとても大事だと思います。じかに「これは何と言うのですか?」と聞きその回答をそのまま覚えて使うことで英語力を磨きました。ただ受験勉強では無かった「Why don't you ...」などは初め意味が分からず、受験勉強だけで実際の会話は難しいことを痛感しました。そのほかの勉強方法としては「テープを聴く」、「新聞を読む」などで、これらは常にやっていました。また、英語だけ話せても相手と共通のトピックやニュースなども知っていないと会話がつながらないのでそれらも聞くことに気をつけました。
- NPO 法人エンデバー・ジャパンの設立
2003年に Toastmasters に入り、専門的な知識を持つ多くの素晴らしいスピーカーに出会いました。これらの素晴らしい話をもっと多くの人に共有したいと思い2008年にNPO 法人エンデバー・ジャパンを設立しました。Toastmasters のスピーチから学べることは多く、これらの話をご自身の人生に活かして欲しいとの想いからでした。また、公演をして欲しいと依頼したところほとんどの方は代金は要らないといってくれ、私達のコンセプトに賛同してくれました。また、多くの方を紹介していただきました。そのためスピーカーは Toastmasters のメンバーだけではなく、数々の専門家を招待しています。そして収益は発展途上国に寄付をするという仕組みで運営しています。
- ディストリクトガバナーとしての経験
2012年に日本全国のクラブを統括する組織の代表として活動を始めました。その時にしたことは最初に目標を設定してしまう、そしてその目標を自分達だけで共有するのではなく、透明性を持ちすべてのクラブの皆さんと共有することにしました。その結果、世界100カ国以上もある中で4番目という好成績を収める事ができました。結局、「各クラブにこの目標を達成するために一緒に頑張る」ことを共感してもらって物事を進めることをとても大事にしています。またその状態になって初めて結果がでるものだと感じています。
ガバナーは各クラブやその代表となる組織(Division , Area など)とのコミュニケーションがとても大事です。例えば東京のクラブのほとんどに1度はお邪魔させていただいていると思いますし、九州、大阪、北海道などにも顔をださせていただきました。