情報処理技術者試験 例年秋期高度試験の実施時期が決まらない~じっくり午後Ⅱに備えよう
春実施予定だった情報処理技術者試験が、コロナの影響で実施が中止されました。そして春の試験が、本来秋の試験実施日である10月18日に実施となりました。
そのため、例年秋期実施の高度試験の実施が11月以降と現在は告知されています。
9/4朝8:00現在まだこの日程が発表になっていません。
例年秋期実施の高度試験とは
ITストラテジスト試験(ST)
システムアーキテクト試験(SA)
ネットワークスペシャリスト試験(NW)
ITサービスマネージャ試験(SM)
の4区分です。通常年に2回実施される区分(FE,AP,SC)は10月に実施となり今年は年1回とし、ここでは除外されています。
さて前置きが長くなりました。
この4区分の受験を検討されている方から「試験日が決まらないことで勉強のモチベーションがあがらない」という声が聞こえてきます。
試験勉強は、試験日に照準をあわせて準備をしていこうと思うものなので、モチベーションが上がらないのも頷けます。
しかし、11月以降という定義には11月も含まれるので、もし11月に実施となれば、もう2か月を切っていることになります。(現実 告知、募集もろもろの事務手続きを考えると不可能に近いのですが・・・)
そうなったときに、「間に合わない」とならないように今から準備をしていきましょう。
前回のブログ(8月31日という日に子供のころの宿題プロジェクトの問題点を簡単に振り返ってみた【PM:スケジュール】)
で書いた失敗は期限から逆算していく、大きな項目のままのスケジューリングについてでした。
まだ試験日が決まっていない今だからこそ、本来試験に備えるべき勉強をどうやっていくか必要な項目をあげていく必要があります。
午前と午後の試験では勉強の仕方もかわってきます。
2つの試験対策をうまく組み合わせることが大切です。
特に午後Ⅱ試験では、論文を書くため準備はかなり時間をかける必要があります。
・午後Ⅱ試験の受験区分の「対象者像」「業務と役割」を理解する(試験要綱参照)
・過去問題を全部(H21年から約50問程度)読んで問われていることを理解する
・受験区分のテーマで経験の無い、よく知らない分野について学習する
・答案用紙にある論文の対象としたシステムや業務等に関する質問書(アンケート形式)の内容検討
・過去問題から論文の骨子(構成)を作成する演習
・論述と時間配分を意識して原稿用紙に書く
・実際に2時間で答案(論文)を書いてみる
↑これらひとつひとつについても実際はまだ細分化できます。1回だけでなく繰り返しやるべきものもあります。
このようにやるべき作業を洗い出し、工数を見積もりましょう。
実際に取り組んでから初めて作業時間がわかるもののあります。
問題も各自の経験により、人によって難易度もかわってきます。
少しでも早く手を付け進んでおくことで、やるべきことが見えてきます。
確実な合格に向けた勉強をするには、勉強時間がかなり必要です。もちろん要領よく勉強し合格される方もいるでしょう。
しかしただ資格をとるだけでなく、しっかりと受験種別の知識を身につけると、今後のあなたの業務に役立ちます。(今、全く別の業務をしていても)
PMの視点はかなり参考になります。