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学生や社会人教育の中で見えてくる、ふと気になったことをつづっていきます。

スマホでレポート作成 - 「あると思います!」

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最近の若い人は、スマホは使いこなしているが、PCリテラシーが低いと、もっぱらの話題になっています。(ITメディアの連載記事にもありましたね)

先日もこちらのニュースのコーナーで取り上げられていました。

"スマホ"でレポート"超速"入力(NEWS ZEROより)

私が講師をしている一般社団法人日本ビジネスメー協会認定講師のセミナー風景が紹介されるということで、私も観ておりました。

ここでは学生のPCでの文書入力より、スマホでの入力が圧倒的に速いということが取り上げられ、同じ文書を入力するのに、どれくらい時間の差がでるのかを実際に学生にやってもらう場面もありました。

私も常々関与先の学生の文書入力速度が、あまりにも伸び悩んでいるのでそのあたりがとても気になっていました。


そこで情報リテラシーの授業で、毎回やっているワープロの速度入力のあと、学生が持っているスマホを取り出してもらい(さすがにガラケーの学生は一人もおらず...)同じ文章をスマホで入力してみてもらいました。時間は10分間あたりの入力の文字数でPC入力との比較をしました。

今回計測に参加してくれた学生16名のPC入力の文字数は256〜856文字(10分間)だったのに対しスマホでの入力文字数は500〜1040文字(10分間)という結果でPCに比べて、1.01倍〜2.65倍の入力量を記録、平均しても1.67倍の入力量でした。スマホでは全員が450文字以上(10分間)入力できるということになります。(参考 グラフ 「10分当たりの文字入力数」 データの説明等グラフ下)

これだけ、入力できるならこの能力を活用すべきでは?と思ったのです。

もちろん、PCでしかできない機能など、PCが使えないのは困りますが、単純に文字入力だけをとったらスマホで能力が発揮できるわけです。この能力、PCで実現するにはなかなか訓練時間がかかりそうです。持てる能力を活かさない手はありません。

もちろん会社では、勤務時間に私用のスマホを握りしめられても困るので、タブレット端末の使用や、社用携帯(スマホ)を使ってもらうのが良いかもしれません。

ただ改めて気づいたこととして、スマホでまだ、携帯入力(例としてガラケーのように「す」を入力するには、「さ」を3回タップする方法)をしていた学生や、キーボード配列によるローマ字入力をしていた学生がいたことです。彼らは、周りの学生がフリック入力ですいすい入力していることを、この場で知ったことです。

またほとんどの学生が使い慣れたアプリだけしかスマホを使いこなしておらず、クラウド機能を使ってのデータ共有など、パソコンでも知らないから当然スマホでもしていない機能が多々ありました。使う場面が少ないから使いこなしていないアプリもありました。それぞれが持っているスマホの機種が違うので、一斉に研修というわけにはいきませんが、PCリテラシーと併せてスマホのリテラシーを強化していけば、彼らはもっと能力を発揮してくれるかもしれません。

賛否両論ある問題ですが、私個人としてはスマホでレポート作成
「あると思います!」(もうかなり古いですね)

10min.GIF


(データ説明)

横軸の1〜16は、学生16名を示しています。縦軸が文字数です。

スマホの方が入力文字数が少なかった学生の理由はなんと、スマホでローマ字入力をしていた学生が2名いました。

PCでは500文字程度の学生が1000文字以上を入力できる学生もいますし、
PCでは375文字の学生が995文字も入力できる学生にいたっては、PCではあまり早いとは言えないレベルが、スマホではかなり速い入力ができるということになります。

日本情報処理検定協会の日本語ワープロ検定試験の速度目安としては、10分間の入力文字数は2級500文字以上、1級700文字以上、初段800文字以上です。(注:漢字含有率や、ミスによる減点文字数は各級によって差があります)


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