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APU - 外国人の受け入れ

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APU (立命館アジア太平洋大学) では、学生の約半数が外国人ということもあって、受け入れの体制が充実しています。学校内での情報の多くは日本語と英語の両方で提供されているので、日本に来たばかりの学生でも、コミュニケーションに問題が起きないように配慮されています。

また、外国人が日本に来た時に必要となる手続きへのサポート体制もしっかりしていて、外国人登録の方法、銀行の口座に開設、健康診断など、事情を考慮した体制ができているように思います。

それであっても、配慮が行き届かないこともあります。特に大学ではサポートできないことで困っている人が多いようです。特にお金に関しては、生活のためにすぐに必要になるものなので、切実です。たとえば、以下のような話を聞きました。

  • 銀行口座の開設のために銀行に行って手続きをしたが、申請書に日本語で書かないといけないので、大変だった
  • 銀行口座の手続きをした後、実際に口座の開設が完了するまで時間がかかった
  • 銀行口座ができても、海外の家族からの送金を受け取るためにマイナンバーカードの登録が必要であるというルールになっていて、マイナンバーカードの発行に一か月かかるので、その間送金を受け取ることができない

過去には、トラベラーズチェックという仕組みがあって、海外に行くときに、現金を持っていくのは危険なので、小切手の形で持っていくことができました。しかし、クレジットカードの普及でトラベラーズチェックはすでに廃止になったようで、海外への引越しの時には、すぐに銀行口座を作って送金を受け取ることができるようにする必要があります。柔軟に対応していただけたらと思います。

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