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豊明市のスマートフォン等の適正使用の推進に関する条例案がすごい(褒めてません)

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先週に以下記事をはじめとして、非常に話題になりました。
"スマホ1日2時間条例案"が「余計なお世話」と物議 豊明市は「理念条例」と説明も残る疑問【条例案の全文あり】

このような話題は元情報にあたるべきなので、見ました。豊明市議会の令和7年9月定例月議会にある議案一覧の議案64「豊明市スマートフォン等の適正使用の推進に関する条例の制定について」です。

SNS等の誤情報にハマったり、ゲーム等をやりすぎたり、なんとかしたい気持ちはわかります。しかし、如何に理念条例であったとしても、市民をはじめとする関係者に制約をかけるのですから、今の状態はあり得ません。これに従いたい市民ですら、どうすれば良いのかわからないはず。

例えば、過剰使用は定義はあるものの非常に曖昧、一方で適正使用の定義はありません。
その上、一見「子ども」の保護を言っているようで、「スマートフォン等の過剰使用をしている者」となっているので、「子ども」に制約されません。

このような条文に基づいて何らかの措置をしなくてはならない、市の職員、保護者、学校、専門職は災難です。

僕は豊明市民ではないので影響は無いとはいえ、市議会で優位意義な議論をして、少なくとも今の状態で条例とならないことを期待します。このような条例より、市として何をすべきか/何ができるのか知見者の支援を得て検討し、その上で必要があれば条例化する、ような流れで予算をつけるのが順当と思います。

ところで、豊明市の市章が特徴的で気になったのですが、『豊明の「トヨ」の文字を図案化して両翼に輪舞する人型をとって市民の協力と飛躍を表わした』そうです。

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