神社の杜のワーキング・プレイス 8MATO クリスマスのシュトーレン作り

» 2025/12/08

すっかり葉っぱか落ちた8MATOの森ですが、おかげで、富士山が母屋のテラスから、よく見えるようになりました。

こちらは、ちょうど１ヶ月前の写真です。そのときはまだ紅葉が美しかったのですが、あっという間に冬の景色に変わりました。

ただ、寒さはというと、それほどでもなく、朝、氷点下になることは週の半分くらいでしょうか。これから2月にかけて寒さは増していきます。それでも、氷点下10度を下回ることは、年に一度あるかないかと言ったところです。

以前にも何度か紹介しましたが、根雪になるような積雪はあのません。北陸で大雪が降っているとき、こちらでは、冷たい乾燥した風が八ヶ岳から吹き下ろしてきます。これがなかなかのもので、風が強い敵は、山頂の積雪が風に飛ばされ、粉雪が舞うこともあります。風向きによっては、長野方面で降った雪が八ヶ岳を回ってこちらに吹き込んでくることもあるようですね。でも、真冬の雪というのはそんな程度です。

３月になり、太平洋南岸を低気圧が移動するようになると、東京都同様に雪が降ることがあります。ただ、これも東京同様にすぐに溶けてしまいます。ただ、気温が低いので、北斜面や森の中の日陰は、なかなか雪が溶けないというのは、東京と違うところで、こちらにお出かけの折は、スタッドレスは欠かせません。

さて、そんな初冬の8MATOで、シュトーレンを作るワークショップがありました。

私は参加していませんが、参加者に聞けば、なんと手間のかかるお菓子なのかと、驚きました。

シュトーレンとは、ドイツの伝統的な菓子パン（発酵菓子）です。その歴史はかなり古いようですね。現在のようなシュトーレンを食べられるようになったのは１４世紀頃。ドイツでクリスマスの日に王子や教会のための祝いの品として食べられるようになったそうです。現在もなお、シュトーレンはドイツのクリスマスの定番のパンとなっています。日本でシュトーレンが認知され始めたのは、2014年頃からと言われています。ドイツパンが少しずつ流行り始めた影響もあり、同時にシュトーレンも日本でも作られるようになったのだそうです。

そもそも「シュトーレン（Stollen）」という言葉はドイツ語で「坑道（こうどう）」や「地下道」を意味し、その名前はトンネルのような半円形（または鉱山の坑道）の形状に由来します。また、白い粉砂糖で覆われた姿が「おくるみに包まれた幼子イエス・キリスト」を象徴しているとも言われ、クリスマスの時期にアドベント（待降節）に少しずつスライスして食べるようになったそうです。

最近では、店先でも、シュトーレンを目にするようになり、その値段に驚いていましたが、作った人たちの話を聞けば、材料や手間を考えれば、さもありなんと思えるようになりました。

皆さん、大満足で、次は何をやろうかと大いに盛り上がっていたようです。

実は、「神社の杜のワーキング・プレイス 8MATO」を年明けから改名しようと思っています。新しい名前は、「神社の杜の8MATO」。そして、そこに「ワーキング・プレイス」と「イベント・プレイス」という、ふたつがありますよ！という建て付けです。働くための場所としてだけではなく、森の中のイベント会場としても、どんどん使ってもらえればと思っています。詳細は、改めて公表させていただきます。