COCOAをちゃんと使えていますか?
厚生労働省のSARS-CoV-2接触確認アプリ、COCOA、昨年後半からTwitterで色々と問題が語られているのを見ていました。アプリ自身の問題はもちろん、運用の問題もあるそうです。また、僕は見ていませんが、先日の報道ステーションでも問題が紹介されたようです。ちゃんと使うと言っても、ユーザー側でやることはありません。
僕の居住地、神奈川県は同居家族やCOCOA通知受信者に積極的疫学調査の対象を絞るそうですから、ちゃんと動作してくれないと困ります。
さて、COCOAの不具合の一つに、接触した通知が出ないことがあるそうです。COCOAはiPhoneが検知した情報を一定の基準で絞っているそうですが、iPhoneには絞り込み前の情報が記録されていて、設定アプリの接触通知 - 使用中 - 接触チェックの記録で見れます。
僕は、その情報で過去2回、「一致したキーの数」が1だったことがありました。以下のサイトにハッシュ値を入れると、記録された日がわかります。
Search for Hash keys (CACAO Test)
(Safariだと文字化けします)
一度目は、昨年の11月。午後に一緒に行動した妻のiPhoneには履歴がなかったことから、単独行動の午前中に東京まで往復して要件を済ませた半日弱の間のようです。
二度目は、今月の初め。その日は妻と終日一緒だったため、妻のiPhoneにも同様の履歴がありました。この日は実家に短時間の挨拶に行き、その前後にサービスエリア等に寄っているため、おそらくサービスエリア等での近接と思われます。
いずれも、iPhoneの履歴が報告されたのは、近接した日から2週間近くたっていました。
厚生労働省には、COCOAの不具合を一刻も早く直してほしいと思います。
そして、その次にiOS用アプリは、Exposure NotificationsのVersion 2に対応すべきでしょう。いっそのこと、独自アプリ開発不要の Exposure Notification Expressにすべきかもしれません。おそらく、短く見ても今年いっぱいは使わざるを得ないでしょうから。